「終身契約は不要と言った」メッシが語ったバルサとの契約の裏事情、“相談役”の存在とは…

2019年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「常に比較され、競い合いたいんだ」

バルサにとって絶対的な存在であるメッシ。終身契約を拒んだ理由とは? (C) Getty Images

 バルセロナの"顔"であるリオネル・メッシが、シーズン終了後であれば自らの意志でいつでも退団することができる契約になっているということは、既報の通りだ。この報は、バルサのファンを驚かせが、すぐに去る意志がないことは、メッシ自身の口から明らかにされている。

 そんななか、18日にアルゼンチンのラジオ局『Metro 95.1』の番組で公開されたインタビューの中で、メッシは「(バルサ側から)アンドレス・イニエスタのような、終身契約むの話もあった。だけど、それは不要だと言ったんだ。チームが僕を要らないと思っているのに、ここにはいたくないからね」と語ったという。

「僕が願っていることは、ゴールのために競い合い、比べられ、実力で勝負し、戦い続けること。至ってシンプルなんだ。だから、バルサとの契約に"縛られる"という考え方は好まない。だからといって、バルセロナにいたくないという話ではなく、人生を懸けてここにいることには変わりないけれどね」

 また、"相談役"として、かつてバルサに在籍した元アルゼンチン代表MFフアン・ロマン・リケルメとよく話すことも明かしている。

「リケルメとは多くのことを話す。現役時代からそうだ。ロマンは引退の前にボカ・ジュニオルズに戻ってすべてのことを還元するという、素晴らしいことをした。彼は今も昔も特別なプレーヤーだし、それに値する選手の姿だと思った。いろいろなことを感じさせられたよ」

 リケルメは今後、ボカのホームスタジアムで自ら引退試合を開催する予定だと言われる。彼は地元局の取材に対して、「メッシは自分がプレーしない日に引退試合を開催してくれと頼んできた。きっと素晴らしいものになる。ボカのシャツを着たレオを見るのは夢のようだ」と発言し、メッシも参加する意向のようだ。

 メッシはバルサで引退を迎えるのか。それとも、リケルメのように母国で現役を終える可能性はあるのか。いずれにしても、まだ先の話なのは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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