「全く笑いごとじゃない!」ランパード、負傷のカンテを巡るフランス代表の対応に怒りの非難

2019年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

デシャンとの関係に緊張が?

チームの心臓とも言えるカンテを負傷で欠くことになったチェルシー。ランパードはその責任がフランス代表の振る舞いにあると考えているようだ。 (C) Getty Images

 チェルシーのフランク・ランパード監督と、フランス代表のディディエ・デシャン監督の関係には、しばらく緊張が走りそうだ。

 デシャン監督は先日、エヌゴロ・カンテの招集を巡ってランパード監督から要請があったことを明かしたうえで、「私もオリビエ・ジルーをもっと起用するように頼むべきだね」と冗談を飛ばしていた。

 これに対して、ランパード監督は、現地時間10月18日に開かれた会見で、今月のインターナショナルウイークでカンテが負傷したことを巡り、デシャン監督とフランス代表の対応を批判している。

 カンテは今月11日のEURO2020予選のアイスランド戦を前に負傷。3日後に行なわれたトルコ戦ではベンチに座るにとどまっていたが、会見においてランパード監督は、フランス代表が早々にカンテをチェルシーに戻すべきだったと主張。

 さらに英衛星放送『Sky Sports』によると、ランパード監督は、「2試合目の前に検査をして、彼が試合に出られないことは明白だった」と痛烈な非難を口にした。

「だが、カンテは2試合目のベンチに座った。コミュニケーションがない。全く笑いごとじゃないよ。もっとうまく対処できたはずだと思う」

「インターナショナルウイークの間、彼らが代表の選手たちであることは理解している。だが、我々の観点からは、カンテが(2試合目に)出られる状態でなかったことは明らかだった。我々は、彼がウチで仕事できるように彼を戻してほしかった」

 プレミアリーグが中断する前に、ランパード体制初の連勝を飾ったチェルシーは、2位マンチェスター・シティに勝点2差の5位にまで浮上している。だが、チャンピオンズ・リーグやリーグ・カップのマンチェスター・ユナイテッド戦など、今後も厳しい日程は続くだけに、41歳の指揮官は、マンマネージメントに敏感になっているのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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