「移動はプライべートジェット」「F1が観たいから…」ロベルト・カルロスが“銀河系軍団”のあきれた内情を暴露!

2019年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「月曜日の練習は17時から」

(左から)R・カルロス、ロナウド、ベッカム、ラウール。第一次銀河系軍団の面々だ。 (C) REUTERS/AFLO

 銀河系軍団と呼ばれたレアル・マドリーの一員だった元ブラジル代表SBのロベルト・カルロスが告白した当時の様子が、話題になっている。

 スペイン紙『AS』が報じたところによると、R・カルロスはポルトガル局『Vitor Baia』のインタビューのなかで、マドリー在籍時代に選手たちがいかにクラブに"優遇"されていたのか、驚愕の事実を暴露している。

「ビセンテ・デル・ボスケ監督の下でプレーしていた頃、僕らにルールは必要なかった。週明けの月曜日、トレーニングは17時スタートで、火曜日も時々夕方からに変更されていたよ。たとえ11時にスタートする予定を立てても誰も来ないことを、ボスは知っていた」

 2000年代の"銀河系軍団"には、現在マドリーの指揮を執っているジネディーヌ・ジダンをはじめ、R・カルロスと同じ元ブラジル代表のロナウド、元イングランド代表のデイビッド・ベッカム、元ポルトガル代表のルイス・フィーゴら、スターたちが集結。そして、ラ・リーガ2連覇やチャンピオンズ・リーグ制覇などを成し遂げている。

 その後、アントニオ・カマーチョやヴァンデルレイ・ルシェンブルゴが指揮を執るようになってからも、主導権は選手たちの手にあったようだ。前者は練習時間を繰り上げようとし、後者はアルコール摂取量を減らそうと努めたが、いずれもロッカールームが受け入れなかったというのだ。

「僕らは遠征先のホテルでも、テーブルにはいつもビールとワインが置かれていた。ロナウドと僕は監督に『これが僕らの習慣だから、それを変えないでほしい。ワインボトルを撤去するなんてことはやめてくれ。そうしたら問題が起きるだろう』と話した。だが、彼はそれらを撤去し、3か月で退任したんだ。

 今考えてみると、クレイジーだったと思う。なんでそんなことができたんだろう。どこへ行くにもプライベートジェットを使っていた。試合を終えたらプライベートジェットに乗り、バラハス航空のターミナルでみんなと別れる。ベッカム、フィーゴ、ジダンがどこか行って、僕とロナウドも去る。翌々日には練習に戻る必要があるのに、F1が観たいから試合が土曜日になるように願っていた。まったくクレイジーだったよ」

 ガラクティコスの内情をそう明かしたR・カルロスは、最も思い出深い出来事として、ロナウドとの堅い絆を挙げたという。

「彼との出会いは1993年。それからずっと部屋を共有し続けて、思い出深い出来事しかないよ。たぶん、僕は妻よりもロナウドと一緒にベッドに入った回数の方が多いだろうね」

 この告白はスペインでも大反響を呼び、賛否両論を巻き起こしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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