「NYに自由の女神があるように…」イブラヒモビッチ、故郷に巨大な黄金の銅像が建つ!

2019年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シンボルになればいいと思っている」

故郷の除幕式に参加したイブラヒモビッチ。地元民が多く駆け付けた。 (C) Getty Images

 現在、メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに所属する、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの銅像が、スウェーデンの彼の故郷であるマルメに設置された。自身のSNSで報告している。

 アメリカ紙『Los Angeles Times』によれば、スウェーデン代表FWは、代表ウィーク突入による休日を利用し、子供時代を過ごしたマルメへと帰郷。彼の銅像がお披露目される除幕式に出席した。

 欧州スポーツチャンネル『Eurosports』では、この銅像は彫刻家ペーター・リンデ氏によるもので、完成にかかった年月は4年だと報じられている。全長2.7メートルで、重量は500kgとかなり大きい。190cm台のイブラヒモビッチよりも大きいその銅像に、L・ギャラクシーの公式SNSは「ニューヨークには自由の女神がいる。同じように、スウェーデンのマルメにはズラタンの銅像がある」と称えている。

 当のイブラヒモビッチは、除幕式前に自身のSNSを通じ、「マルメの学生たちは全員参加してほしい」と発信。この呼びかけに応じ、除幕式には数百人の子供連れのファンがマルメFFのホームスタジアム周辺に集まったという。

 そして当日、イブラヒモビッチは、旧ユーゴスラビア移民の両親から生まれ、移民として扱われてきた自身の生き様から、地元の人々へメッセージを送った。

「この銅像は、その土地に歓迎されていない、なじむことが難しい、他人との違いに悩んでいる人たちにとってのシンボルになるといい。ズルタンにできたことなのだから、自分のもできるはずだと思えるような。自分は決して特別ではなく、たまたま得意なことがあっただけだ」

 イブラヒモビッチは、同国代表として116試合に出場、62ゴールという輝かしい記録を残し、個人ではバルセロナ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドという数々のビッグクラブを渡り歩いてきた。

 38歳になってなお現役を続ける秘訣については、「今までもこれからも、自分を信じてハードワークを続ける。そして夢を叶えるために努力し続けることだ」と語っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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