「イングランドで仕事をする機会は何度も…」ヴェンゲルがプレミアの複数クラブからのオファーを明かす!拒否した理由は?

2019年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

FIFAからの要請を受けるか

アーセナル退任後はフリーの状態が続いているヴェンゲル。現場復帰はあるのか?(C) Getty Images

 現場復帰への思いは以前から隠していない。それでも、古巣への愛情を優先しているようだ。

 前アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲルは、プレミアリーグのクラブからオファーをもらっても断ってきたと明かした。ガナーズとのつながりが深いからだ。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、ヴェンゲルは「私はアーセナルの人間であり、それ以降はプロフェッショナルだ。仕事を止めることはできない」と話している。

「プレミアリーグからは離れると決めたんだ。わたしはアーセナルとあまりにつながっているからね。イングランドで仕事をする機会は何度もあった。だが、断ってきたんだ」

「(どのクラブからのオファーかは)言いたくない。今も仕事をしている人たちがいるし、彼らに対して、アンフェアになってしまうからね」

 長年にわたってアーセナルを率い、黄金期も築いたフランス人指揮官は、「我々は多くの勝利を収め、スタジアムもつくった」と、自身の功績に胸を張った。

「スタジアムをつくった時の状況をいま説明するのは難しい。当時と比べ、今では売上高が5倍だからね。我々がスタジアムをつくると決めた時、売上は9000万ポンド(約126億円)だった。それでスタジアムに4億3000万ポンド(約602億円)もかかったんだ。本当にプレッシャーがあった。健全な状況で乗り越えられたのは、奇跡的だったと思う」
 
 今後については「世界におけるサッカーの発展に関する部門の長だ。近々決める」と、FIFAからの仕事を引き受けるかどうかを間もなく決断すると話した。

「彼らは、サッカーの経験と知識が豊富な人間を探しているんだ」

 監督業復帰を望んでいるとの報道も絶えないヴェンゲルは、これからどのようなかたちでサッカーと関わっていくのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事