孤立気味だった香川真司は無念の途中交代…。サラゴサも首位カディスとの上位対決で完敗

2019年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

香川、発熱から先発復帰も…

病み上がりのせいもあってか、精彩を欠いた香川。チームも決め手を欠いた。 (C) Rafa HUERTA

 現地時間10月6日、ラ・リーガ2部の第10節が行なわれ、3位のレアル・サラゴサは、本拠地ラ・ロマレーダで、首位カディスを迎え撃った。

 先週木曜日に行なわれたマラガ戦(第9節)を発熱のために欠場していたサラゴサの香川真司は、この日は4-3-1-2のトップ下でスタメンに復帰した。

 試合は立ち上がりから両軍が肉弾戦を演じながらボールを奪い合う激しい展開となる。そのなかでサラゴサはショートカウンターからチャンスを創出。12分には香川が決定機を迎えたが、シュートは大きく枠を外れた。

 首位チームを相手に堂々たるパフォーマンスを披露したサラゴサは、20分過ぎからポゼッション率を高め、相手に防戦を強いる。しかし、攻撃の起点となった香川が敵陣で孤立する場面が多く、堅守の打開には至らない。35分にはニエトが大胆なミドルシュートを放ったが、渾身の一撃はクロスバーに嫌われた。

 その後もホームチームは決め手を欠き、前半はスコアレスで折り返した。

 迎えた後半も立ち上がりは互いに肉弾戦を演じ合うなかで、前半は守勢に回っていたアウェーチームが均衡を破る。57分、右CKからエリア中央でロサーノが倒れ込みながらゴールにねじ込んだ。

 セットプレーからワンチャンスをモノにされたサラゴサは、失点直後の58分に、やや孤立気味だった香川を下げ、攻撃的MFのポンボを投入。停滞気味だった攻撃のテコ入れを図ると、65分にはポンボのドリブル突破からスアレスがエリア内でビッグチャンスを迎えたが、シュートは大きく枠を外れてしまう。

 相手の粘り強い守備を攻めあぐねるサラゴサは、75分以降、再び守勢に回って逃げ切ろうとするカディスに対して攻勢に転じるも、細かなパスミスが目立つ拙攻が足枷となって、相手の堅牢を打ち崩せず。80分にはカウンターからナノ・メサに決められてリードを広げられてしまった。

 結局、最後まで効果的な策を見出せなかったサラゴサは0-2で完敗。これで第7節のルーゴ戦から4戦未勝利となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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