FC東京・長谷川監督、決勝点のジャッジに納得できず「簡単に受け入れられない」「最後の判定は…」

2019年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半アディショナルタイムに生まれた鳥栖の決勝点には納得できず…

FC東京を率いる長谷川監督。決勝点の場面に「若干どうなのかなと思っている」と率直な気持ちを吐露した。写真:徳原隆元

[J1リーグ28節]鳥栖2-1FC東京/10月5日(土)/ベアスタ

 優勝争いの渦中にある指揮官にとっては、納得しかねる幕切れだった。

 敵地での鳥栖戦を迎えた首位のFC東京は、相手の粘りに苦しみながらも、49分に三田啓貴のCKのボールが直接ゴールに吸い込まれ、1点リードで終盤を迎えていた。しかし86分の豊田陽平の同点弾で流れは急変。残留へ向けてやはり勝点を伸ばしたい鳥栖が一気に攻勢を仕掛けてくる。

 そして後半アディショナルタイムの95分、物議を醸したシーンが生まれる。敵陣深く押し込んだ鳥栖は、高橋秀人からの折り返しに豊田が飛び込みヘディングシュート。これはうまくヒットしなかったものの、直後に金井貢史が身体ごと押し込みネットを揺らしたが、FC東京の選手たちは競り合った際の豊田のハンドをアピールする。スローVTRでも角度によっては手に当たったように見えるが、審判団は協議の末にゴールの判定を下した。

 このゴールが決勝点となり、FC東京はポイントを上積みできず、勝点53のまま。試合後、フラッシュインタビューに登場した長谷川健太監督は、90分を振り返り、「なかなか簡単には受け入れられない結果。もちろん我々が2点目を取れなかったのは問題ですが、最後の判定は若干どうなのかなと思ってます」と、微妙なジャッジに対する率直な胸の内を明かした。

 しかし、チャンスがありながら2点目を取れなかったこともまた事実で、「そういうところでゲームを決め切れなかったのが、最終的にああいう形になったのかなと思う」と、自チームの戦いぶりにも反省すべき点があったと振り返った。

 次節は、代表ウィークを挟み、2週間後の10月19日にアウェーでの神戸戦。指揮官は「やることは変わらない。しっかりと点を取れるように準備していきたい」と4試合ぶりの勝利へ決意を述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事