自動降格圏脱出へ大きな1勝!17位松本が前半の1点を守りきり、13位仙台に競り勝つ

2019年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

仙台は出場停止のシマオ・マテの不在が響き…

開始2分のゴールがこの日の決勝点となった、松本のセルジーニョ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 10月5日、J1リーグ第28節の5試合が各地で行なわれた。ユアテックスタジアム仙台で行なわれた13位のベガルタ仙台対17位の松本山雅FCの一戦は、1-0でアウェーの松本が勝利した。

 ホームの仙台は守備の要であるシマオ・マテが出場停止。その不在の影響を強く感じさせる試合展開となった。

 J1残留に後がなくなってきた松本だが、この日は開始2分にセルジーニョが豪快なミドルシュートを決める。中盤からつないだボールをFWの永井龍がポストプレーでペナルティ手前に落とすと、それに反応したセルジーニョが思い切りよく右足を振り抜き、ゴール右のサイドネットに突き刺した。松本が1-0と先制に成功する。
 
 前節に首位のFC東京を完封した自信からか、この日の松本はテンポも良く効果的なランニングで度々仙台ゴールを脅かし続け、前半はこのまま松本リードで折り返す。

 一方、仙台はCK数では松本を上回るものの、ターゲットマンとしても優秀なS・マテの不在が響いたのか、得点につなげることができない。後半に入り、昨季まで松本にいた石原崇兆を投入し、攻め続けるがゴールには至らず。松本が1-0のまま逃げ切った。

 この結果、仙台は勝点32、暫定ながら13位と変わらず。松本は同28に伸ばし、自動降格圏脱出に向け大きな一歩となった。

 次節は代表ウィークを挟んで、仙台はアウェーで名古屋と対戦し、松本はホームに鹿島を迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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