長谷部誠・トラップを欠いたフランクフルト、敵地で1点を守り切り今季EL初白星! 代表復帰の鎌田大地は途中出場【EL】

2019年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

鎌田は59分から登場、後半ATには絶好機もあったが…

途中交代で投入された鎌田。試合の流れは確実に変える交代だった。 (C) Getty Images

 現地時間10月3日、ヨーロッパリーグ(EL)第2節が行なわれた。長谷部誠、鎌田大地が所属するフランクフルトは、アウェーでポルトガルのギマラエスと対戦した。

 フランクフルトは、先週末に行なわれたブンデスリーガ第6節でウニオン・ベルリ戦の後半アディショナルタイムに、ハイボール処理のために飛びあがったGKケビン・トラップと長谷部誠、そして相手FWが衝突するというトラブルが起きた。。

 トラップは着地の際に肩を痛め、長谷部は仰向けに倒れて失神。後日、医師の診察を受けたところ、脳震盪を起こしていたことが判明し、1週間の安静が言い渡されている。そのため、この試合に帯同していない。

 守備の要であったトラップと長谷部を欠くフランクフルトはGKにフレデリク・レノウ、リベロには長谷部の位置にマルティン・ヒンターエッガーを起用して臨んだ。森保ジャパンへの復帰が発表されたばかりの鎌田はベンチスタートとなっている。

 試合は、序盤から激しい競り合いと駆け引きの応酬がみられたが、少しずつリズムを掴み始めたのはアウェーチームだった。

 36分、左サイドからコスティッチがえぐり、CKを獲得。このセットプレーのチャンスを活かし、エバン・エヌディカが頭で合わせ、先制に成功する。

 1点をリードして折り返したものの、後半はホームチームが盛り返し、フランクフルトは守備に追われる時間帯が続く。そこで、流れを変えたいとアディ・ヒュッター監督が切った交代カードが鎌田だった。鎌田は59分、セバスティアン・ローデとの交代でピッチに登場した。

 背番号15は、トップ下に近い位置でプレーし、ゲームメイクに務める。ボールの収まり処が生まれたことでフランクフルトは少し落ち着きを取り戻し、徐々にギアをあげていった。。

 その後も一進一退の攻防が続いたが、75分、右サイドから仕掛けた鎌田の絶妙なクロスにコスティッチが飛び込みヘディングシュート。タイミングはバッチリ合っていたが、これまでも好守を続けていたGKに弾かれる。

 さらに、90+1分、カウンターから鎌田がGKと1対1になる絶好機を迎えたが、一手のトラップが大きくなってしまいシュートに持ち込むことができなかった。

 それでも全員が走り回って1点を守り切り、ギマラエスに仕事をさせず、フランクフルトは1-0というスコアを堅守し、今季EL本選で初勝利を挙げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部



 
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