「浮き沈みの激しいタイプだが…」ベルギー・メディアはナポリ戦の無失点ドローを高評価。フル出場の伊東純也については?

2019年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

次節は前回王者リバプールをホームに迎える

スピードを活かしたプレーを随所で見せた伊東。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間10月2日、欧州各地でチャンピオンズ・リーグ(CL)第2節が行なわれた。昨季のベルギー王者ヘンクは、ホームにイタリアのナポリを迎え、スコアレスドローに終わっている。

 ヘンクはCL開幕節、南野拓実と奥川雅也が所属するレッドブル・ザルツブルクに2-6で大敗。つい先日行なわれたベルギーのリーグ戦でも、シント=トロイデン(STVV)を相手に3点を先制するも、その後3失点を喫してドローに終わっていた。そのため、現地ではセリエAを代表する破壊力を秘めたナポリとの対戦に、苦戦を予想する声が多かった。

 しかし、ヘンクは90分にわたるナポリの猛攻にも耐え切り、勝点1をもぎ取った。この結果に、指揮官は満足しているようだ。

 欧州スポーツチャンネル『Sky Sports』によれば、試合後の会見でフェリス・マズ監督は「私はこのチームを誇りに思っているし、強豪クラブに対する結果として満足している」と語ったそうだ。

 また、4-2-3-1の2列目の右でフル出場した伊東のプレーについては、同メディアは「いくつかのチャンスを創出し、ヘンクの攻撃にバリエーションを与えた」と報じた。同国メディア『sporza』では、「皆の知っての通り、イトウは浮き沈みのあるタイプのプレーヤーだが、この日の出来は良く、今季ベストな状態のヘンクの一員だった」と評されている。

 そして、本人も試合後に自身のSNSを更新。「vsNAPOLI。勝ちたがったけど、ナポリ相手に引き分けは自信になる!また次に向けていい準備!!」(原文ママ)と発信し、この一戦で手応えを得た様子を明かしている。

 ヘンクはCL次節、ホームに前回王者のリバプールを迎える。最悪のスタートから持ち直す兆しを見せたベルギー王者は、ナポリ戦のようなハイパフォーマンスを見せることができるのか。それとも、ザルツブルク戦のように為す術なく敗れるのか。現地でも要注目の一戦となることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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