「馬鹿にするのは間違い」「恥を知れ!」元名古屋FWリネカー、ハカに対する“嘲笑ツイート”で大炎上!

2019年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ツイートの経緯を釈明

歯に衣着せぬ発言で人気を博してきたリネカー(右)だったが、ハカに対するコメントは炎上を招いてしまった。 (C) Getty Images

 イングランド・サッカー界の往年の名手ガリー・リネカーが放ったツイートが物議を醸している。日本で開催されているラグビー・ワールドカップの活況に水を差したのだ。

 現地時間10月2日、プールBの一戦で、ニュージーランドがカナダから今大会最多タイとなる9トライを奪い、63-0と圧勝した。

 この試合の前には、"オールブラックス(ニュージーランド代表の愛称)"が、伝統の戦いの舞い「ハカ」を披露し、会場となった大分スタジアムに駆け付けた観客を魅了。大会公式ツイッターが紹介した動画は再生160万回を突破して大きな反響を呼んでいる。

 リネカーは、ラグビー界ではお馴染みとなっている、ニュージーランドに伝わる民族舞踊に対し、自身のツイッターで、「対戦相手なら笑いを堪えるのが大変だな」とつぶやき、茶化したのだ。

 現役引退後にコメンテーターに転身し、現在は英公共放送『BBC』の人気サッカー番組『Match of the Day』のご意見番としても活躍しているリネカーは、日ごろからあらゆることに関心を示し、ジョークを交えて世相を斬ることをSNSで頻繁に行なっている。そのため、この一件も当人は単なる冗談のつもりだったのかもしれない。

 だが、ラグビーの母国イングランドの元スポーツマンが発信した軽率かつ無礼なツイートは、瞬く間に炎上。ファンからは、「ハカはスポーツで最も素晴らしい光景の一つであり、ニュージーランドの文化的にも非常に重要だ。それを馬鹿にするのは間違いだ」や「恥を知れ」、「文化も知らない人間が文化人を気取るな」といった辛辣なメッセージが相次いだ。

 メディアからもバッシングを受け、早々に問題のツイートを削除したリネカーは、次のように釈明している。

「ツイートを削除したのは、私が意図していないことが起きたからだ。私は対戦相手の側になって、それ(ハカ)を見た時に『なぜ、威圧されなきゃいけないのだろう』と不思議に思っていたからで、それを言葉にしただけだった」

 Jリーグの名古屋グランパスにも所属した現役時代には、レッドカードはおろかイエローカードも貰ったことがない"紳士"リネカーだったが、今回の軽率な言動は、流石に許されることはなさそうな気配だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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