【日本代表】「覚悟をもって戻ってきている」森保監督がタイトな日程でも海外組を呼ぶ理由

2019年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今回選ばなかったから国内組がダメだというわけではなく…」

海外組のコンディション不安があるのは今回に限った話ではないと語る森保一監督。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 JFA(日本サッカー協会)は10月3日、JFAハウスでカタール・ワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦(10日/埼玉スタジアム2002)、タジキスタン戦(15日/パミールスタジアム/タジキスタン)に向けた日本代表23人を発表した。

 今回のメンバー発表では国内からの招集は畠中槙之輔(横浜F・マリノス)橋本拳人、永井謙佑(FC東京)の3人だけ。前回呼ばれていた鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)が招集外となり、国内組は史上最少の3名のみとなった。

 この状況について森保一監督は「今回はこの招集に至らなかったということ。今回選ばなかったから国内組がダメだというわけではなく、我々は多くの選手を国内外問わずに、日本代表で活躍できるであろうという選手はリサーチしています」と説明する。

「Jリーグの試合はもちろん、東京五輪代表には大学のチームにも視察をしている。11月以降の代表活動にも、招集の対象としてリサーチを続けていければと思います」と語るが、海外組に対する信頼感は高まるばかりの様子だ。

「チームの招集に関して、ヨーロッパ組にコンディション不安があるのは、今回に限ったことではなく、長距離の移動、時差調整、気候の違いなどある中で、選手達は言い訳することなくしっかりとコンディションを作って、その時のベストの状態で戦ってくれている。2次予選に限ったことではなく、覚悟をもって戻ってきて日本代表として戦っているということをご理解頂ければ」

 また、クラブに帰ってからの戦いでも「毎回の代表の後には所属クラブに帰って、多くの選手が1試合はスタメンでは出られない。そのような難しい状況下でまたポジションを奪い返したりしてくれている。そういう選手たちなので、タイトな日程に関してもその時のベストをしっかりと出してくれると思いますし、タフな環境でプレーすることも代表なら当たり前だという覚悟を持ってくれているので心配していません。経験の浅い選手たちには海外組がどういう中でやっているのかを身近に感じてもらいたい」と説明した。

 ワールドカップ・アジア2次予選のホーム初戦となる日本対モンゴルは、10月10日、埼玉スタジアムで19時35分にキックオフされる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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