伊東純也がフル出場のヘンク、強豪ナポリの猛攻に耐えて勝点1を奪取! 【CL】

2019年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

スピードを活かして攻撃の起点となったが…

押し込まれた展開でも攻守にわたって存在感を示したヘンクの伊東。 (C) Getty Images

 現地時間10月2日、チャンピオンズ・リーグ(CL)第2節が各地で行なわれた。グループEのヘンクは、ホームにセリエAのナポリを迎えた。

 第1節は南野拓実、奥川雅也が所属するレッドブル・ザルツブルクに2-6で敗れるという黒星スタートとなったヘンク。伊東純也は2列目の右で先発した。

 一方のナポリは、主力のドリース・メルテンス、ジョバンニ・ロレンツォらを温存。ヘンクが古巣のカリドゥ・クリバリ、今夏に加入したイルビング・ロサーノら若い選手たちが先発に名を連ねた。

 前半はほぼ拮抗した展開となる。16分にナポリのFWホセ・マリア・カジェホンのシュート、アルカディウシュ・ミリクのヘディングシュートはともにポストに直撃。得点には至らず、前半はスコアレスで折り返す。

 そんななかでスタートした後半、先にリズムに乗ったのはホームチームだった。伊東、ムブワナ・サマッタ、テオ・ボンゴンダ、ヤニス・ハジらのテンポのいいパス回しで右サイドから崩し、伊東が再三エリア内まで持ち込んでCKを獲得。だが、フィニッシュ手前でナポリのDFにはじき返され、ゴールが遠い。

 58分にナポリのカジェホンが再び絶好機を逸すると、カルロ・アンチェロッティ監督はたまらず、メルテンスを投入。明らかにナポリのリズムが上がるが得点には繋がらず、72分にはジョレンテも投入された。

 それでもヘンクはGKガエテン・クーケの好守などが光り、攻勢を強めるナポリに対して一歩も引かない。

 カウンターでの好機を伺うホームチームは79分、伊東がナポリのバックパスをインターセプトして敵陣に飛び出す。そのスピードに、MFファビアン・ルイスがたまらずホールディングで止め、イエローカードを提示されるという場面もあった。通れば最大の決定機だっただけに、スタジアムには大きなブーイングが響き渡った。

 84分にも伊東の切り込みから中央に折り返したパスが中央に通るが、ハジが放ったシュートは大きく枠を外れた。その後も伊東のスピードを活かしたプレーが起点となり、敵陣に攻め込むなど、存在感を示した。

 その後、ナポリはその名の通り猛攻を仕掛けるが、受けるヘンクが最後まで粘り強く守り切り、スコアレスドローに終わった。
 
 結果、2試合を終えてナポリは1勝1分で勝点4、ヘンクは1分1敗で勝点1となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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