「プレースタイルがすごく好き!」広州恒大の最強助っ人タリスカが浦和戦を前に“日本サッカー”を語る

2019年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

“魔術師”リバウドとも比肩されるタレント

鹿島戦でも存在感を放ったタリスカ。強烈なヘディングシュートを決め、勝ち抜けに貢献した。 写真:滝川敏之

 アジアの頂点を決める戦いも大詰めを迎えている。アジア・チャンピオンズリーグは10月2日、浦和レッズと広州恒大が埼玉スタジアムで準決勝の第1レグを戦う。

 浦和が2年ぶりのファイナルの舞台に勝ち上がるのかに注目が集まるなか、広州の最強助っ人も並々ならぬ闘志を燃やしている。ブラジル代表歴もあるタリスカだ。

 現在25歳のMFは、190センチと長身ながら、卓越したテクニックを誇るレフティーで、かつて"左足の魔術師"の異名を取った同胞のレジェンド、リバウドとも比較されるほどの実力者だ。鹿島アントラーズと対戦した準々決勝の第2レグでは、値千金のアウェーゴールを決め、チームの4強入りに大きく貢献した。

 そのはキーマンは、『AFC』のインタビューで、「とても優れている」と日本のクラブに対する警戒を口にした。

「日本のチームは技術的にとても優れていると思う。彼らはボールを保持して、より多くのボールタッチをしたがる。彼らのプレースタイルは本当に好きだよ。ヨーロッパのチームと非常に似ているからね。でも、中国サッカーにも独自のスタイルがある。日本サッカーにも固有のスタイルがある。2つの異なるサッカーだと思っている」

 日本勢へのリスペクトを口にしながらも、タリスカは「タイトルを獲るのは僕らだ」と、広州恒大の4年ぶりのアジア制覇へ向けて意気込んだ。

「大事なのはアジアチャンピオンになること。それは僕自身の目標でもある。そのためにここに来たんだからね」

 最盛期を迎えているブラジリアンの存在は、浦和にとって脅威となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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