「日本国民に誇れる」「ドラゴンが宙を舞った」岡崎慎司のスーパーボレー弾にスペイン紙から賛辞続々!

2019年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「明確な違いを示した」と絶賛

優れたゴール嗅覚と得点感覚がという持ち味を凝縮した一撃を見舞った岡崎。そのゴラッソに賛辞が相次いでいる。 (C) Mutsu Kawamori

 岡崎慎司の鮮烈な"初弾"に対する賛辞が鳴りやまない。

 現地時間9月28日、ラ・リーガ2部の第8節が行なわれ、ウエスカはホームでジローナと対戦し、1-0で勝利した。

 この接戦で決勝弾を突き刺したのが、ウエスカの岡崎慎司だ。今夏に一度はマラガに加入しながらも登録の問題で退団を余儀なくされ、ウエスカに新天地を求めたベテランストライカーは、ここまで4試合に出場するも無得点。もどかしい時間を過ごしていたが、43分に待望の瞬間を迎えた。

 左サイドからのクロスをダビド・フェレイロがヘッドで折り返すと、これを岡崎がDFを背負いながらトラップ。そして、ゴールに背中を向けた状態から、倒れ込みながらも振り向き様に右足でボレーシュートを放ち、ゴール右上隅へと突き刺したのだ。

 チームを勝利に導く値千金のゴラッソを、地元メディアこぞって絶賛している。

 スペイン紙『AS』は、「ものすごいゴラッソだ」と題した動画付きの記事で、「巧みなボールコントロールから高品質のショット。このオカザキのゴールは1億3000万人の日本国民に誇ることができる」と褒めちぎり、地元紙『Heraldo』は、「オカザキはドラゴンだ」と称賛した。

「試合は日本のストライカー、シンジ・オカザキによって閉められた。ついに日本人が解放されたのだ。日本のドラゴンは、宙に舞い、アクロバチックにゴラッソを決めた。違いを生むためにアラゴンのクラブにやってきた日本人は、見事にそれを証明した。彼はジローナに対して明確な違いを見せ、決定的な仕事をやってのけた。大きな意味があり、彼の美学に満ち溢れたゴールだった」

 当の岡崎は、キャリア初となるスペインでのゴールについて、試合後のクラブ公式のインタビューで、「とても幸せだ。少しフラストレーションを抱えていたからね」と語っている。

「ここにやってきてからこれまでゴールがなかったから、プレッシャーを感じていた。僕はストライカーだからね。でも、今日でストレスからは解放された。このゴールを嬉しく思うし、チームとしても良い試合ができたと思う」

 鮮やかな一撃を叩き込み、スペインでようやくストライカーとしての存在感を誇示した岡崎。33歳のサムライ戦士が、新天地で第二の春を謳歌しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】嬉しいスペイン初ゴール! ウエスカで躍動する岡崎慎司の厳選ショットを一挙公開

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