「なんて男だ!」「天才的なゴラッソ」岡崎慎司の芸術的なスペイン初ゴールを現地紙&サポが絶賛!

2019年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「GKが反応できるはずもない」

初ゴールに沸き起った「オカコール」に、岡崎はガッツポーズで応えた。 (C) Rafa HUERTA

 現地時間9月28日、ラ・リーガ2部の第8節が行なわれ、ウエスカはホームでジローナと対戦し、1-0で勝利した。

 この試合で、ウエスカを勝利に導く値千金のゴールを決めたのが、岡崎慎司だ。今夏に一度はマラガに加入しながらも登録の問題で退団を余儀なくされ、ウエスカに新天地を求めたベテランFWは、4‐1‐4‐1のワントップで先発すると、序盤から積極的なプレーで攻撃陣を牽引した。

 待望の瞬間は前半終了間際の43分に訪れた。左サイドからのクロスをダビド・フェレイロがヘッドで折り返したボールを、岡崎はDFを背負いながらトラップ。ゴールに背中を向けた状態から、倒れ込みながらも振り向き様に右足でボレーシュートを放つ。これがネットに突き刺さり、貴重な先制点となるスペイン初ゴールを決めた。

 スペイン紙『MARCA』は「岡崎の天賦の才は、ジローナがウエスカに屈するに値した!」と見出しを打ち、こう綴った。

「岡崎の天才的なゴラッソは、ジローナを最小得点で下し、リーグ2連勝をもたらす、価値のあるものだった。彼がエリア内でボールコントロールに成功した瞬間、マークについたDFの陰に隠れ、ゴールに半分背を向けていた。そんな状況で放たれた芸術的なシュートに、GKが反応できるはずもなかった」

 同じくマドリーを拠点とする『AS』紙も、「岡崎の偉大なゴールがジローナとの決戦を制す」と伝え、このゴラッソを称えた。

「ウエスカの出来は決して褒めた出来ではなかった。だが、12番を背負った日本人選手によるアクロバティックかつ偉大なゴールが勝利を引き寄せた。ジローナの壁を打ち破る、見事なゴールだった」

 もちろん、ウエスカのサポーターも興奮を隠せない。期待のニューカマーが決めた待望の初ゴールに、「何て男だ!」、「ゴラッソ中のゴラッソといわざるを得ない」、「目が覚めるようなゴールだった」といった称賛の声を寄せている。

 前節に続いて勝点3を獲得したウエスカは、暫定3位に浮上。次節は10月2日、敵地でカディスと対戦する。岡崎は再び、チームを勝利に導くことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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