不振のミラン、次節の結果次第で監督交代も…後任候補に挙がる3人は?

2019年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

総得点はリーグワースト2位タイ

とりわけ攻撃面で物足りない結果に終わっているミラン。次節はジャンパオロ監督とってプレッシャーの掛かる一戦となる。(C)Getty Images

 ミランは9月26日のセリエA第5節で、トリノに敵地で1-2と敗れた。クシシュトフ・ピョンテクのPKで先制しながら、アンドレア・ベロッティに2得点を許しての逆転負けだ。

 宿敵インテルとのダービーに続く連敗を喫したミランは、5節を消化し勝点6(2勝3敗)の10位タイ。総得点3はリーグワースト2位タイで、しかもうち2ゴールはPKによるものだ。

 マルコ・ジャンパオロ監督は試合後、内容の改善が見られたと話している。だが、上位陣との差は広がりつつあり、指揮官の立場が揺らいできているとの報道は後を絶たない。

 幹部のパオロ・マルディーニは、ジャンパオロ監督への信頼を強調した。試合前の発言だったが、『Gazzetta dello Sport』紙は、トリノ戦の黒星でその信頼が一変することはないと報道。試合後も、クラブからはこのまま前進する考えが漏れ伝わったと報じている。

 一方で、『Corriere dello Sport』紙は27日、次節のフィオレンティーナ戦がジャンパオロ監督にとって生き残りを懸けた一戦になるかもしれないと報じた。もしも3連敗に終わった場合、クラブが監督交代に踏み切る可能性があるという。
 
 同紙が後任候補に挙げたのは、前任者のジェンナーロ・ガットゥーゾ、前インテル監督のルチアーノ・スパレッティ、そして数々のクラブで立て直しに成功した実績を持つクラウディオ・ラニエリの3人だ。ただ、ガットゥーゾは"復帰"にあまり乗り気でない様子と報じられている。

 また、昨シーズンまでユベントスで個人5連覇を成し遂げ、ミランも率いた経験を持つマッシミリアーノ・アッレグリもフリーだが、報酬面で手が出せない。

 いずれにしても、ミランは彼らの中からひとりを選ぶ事態にならないことを望んでいるに違いない。苦境に立たされたジャンパオロ監督は、29日に行なわれるフィオレンティーナ戦を乗り切ることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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