「嬉しいけど、記事を注意深く読んだら…」クロップからの“後継者指名”にジェラードの反応は?

2019年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

バトンを受け渡す準備はできている!?

スコットランドの古豪レンジャーズを率いているジェラードは、現役時代の古巣リバプールを率いるクロップからの後継者指名に……。 (C) Getty Images

 昨シーズンにチャンピオンズ・リーグを制し、今月23日にはFIFAの年間最優秀監督賞を手にした名将ユルゲン・クロップから"後継者"として認められれば、うれしくないはずがない。

 リバプールを率いるクロップは先日、クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードが、自分の後任にふさわしいとの見解を示し、「可能な時はいつでも彼を助ける」と話し、大きな話題をさらった。

 現在レンジャーズを率いるジェラードは、クロップの発言について聞かれると「驚いたし、同時にうれしかった」と述べた。そのコメントを英公共放送『BBC』が伝えている。

「だけど、クロップのコメント記事を注意深く読んでみると、彼は、『明日わたしがクビになったら、次のリバプール監督はスティーブン・ジェラードであるべき』となっている。明日、クロップがクビになることはない。そして、僕も、明日に彼がクビになることを望まない。彼はファンタスティックな仕事をしている」

 クロップとリバプールの契約は2022年6月までとなっている。そして、ジェラードとレンジャーズの契約も同じ2022年6月まで。つまり、クロップが契約を延長しないで退任した場合、ジェラードがそのあとを継ぐ"レール"はできているとも言える。

 それでも、ジェラードは、「僕はリバプールのファンであり、世界中のリバプール・ファンは、僕が言っていることを支持すると確信している」と、クロップにできるだけ長くリバプールを率いてほしいと続けた。

「我々は彼にできるだけ長く残ってほしいんだ。そして、できる限りの成功をクラブにもたらしてほしい。それと同時に、(後任として適任と言われて)非常にうれしかったけどね」

 長年にわたってキャプテンとしてリバプールをけん引してきたレジェンドのジェラードが、いつかクロップからバトンを受け取る日は訪れるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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