「まさしく英雄」「熱狂の渦に巻き込んだ」劇的な決勝弾を決めた南野拓実をオーストリア・メディアが称賛!

2019年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

北川との日本人対決で見せた南野

決勝弾を奪ってチームメイトと喜びを分かち合う南野。(C) GEPA pictures/ Philipp Brem

 オーストリアでの日本人対決は、"先輩"に軍配が上がった。

 現地時間9月25日、オーストリア・カップの2回戦が行なわれ、ラピド・ウィーンとレッドブル・ザルツブルクが対戦。延長戦までもつれこんだ一戦は、2-1で後者が勝利した。

 ラピド・ウィーンの北川航也と、ザルツブルクの南野拓実と奥川雅也による日本人対決が実現した一戦で鮮烈な輝きを放ったのは、オーストリアで在籍6年目を迎えた南野だった。

 最大の見せ場は試合終了間際にやってきた。北川の移籍後初得点でラピド・ウィーンが追いつき、1-1で突入した延長戦も残りわずかとなった121分だった。右から切り込んできたラスムス・クリステンセンのグラウンダーのクロスに、南野はバランスを崩しながらも、左足を伸ばしてボールの軌道を変える。これが相手GKの脇をすり抜けてゴールに吸い込まれたのだ。

 値千金の決勝弾でザルツブルクを勝利に導いた南野を、現地メディアも絶賛。数多くの賛辞が送られている。

 地元紙『Salzburger Nachrichten』は、「ビッグカップでタクミ・ミナミノがまさしく英雄となった。なんと素晴らしいことだろう。ハッピーエンドだ」と称賛。さらに衛星放送『Sky Sport』のオーストリア版も「日本人は幸運なパンチを見舞った」とゴールシーンを振り返ったうえで、「ミナミノはザルツブルクのファンを熱狂の渦に巻き込んだ」とと綴った。

 昨シーズンもオーストリア・カップを制したザルツブルク。難敵ラピド・ウィーンにディフェンディング・チャンピオンとしての意地を見せつけたチームにあって、南野は強烈な存在感を放った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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