久保建英の“ライバル”ロドリゴが鮮烈デビュー弾! マドリーはラ・リーガ3連勝で首位浮上

2019年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヴィニシウスは涙のゴールを決める

巧みなドリブルから鋭いシュートを決めたロドリゴ(27番)。この若き天才アタッカーの一撃がチームの勝利を大きく手繰り寄せた。 (C) Getty Images

 現地時間9月25日に行なわれたラ・リーガ第6節で、レアル・マドリーがオサスナと本拠地サンチャゴ・ベルナベウで対戦した。

 22日のセビージャ戦から中3日、さらに3日後にはアトレティコとのダービーマッチを控えるマドリーは、過密日程を考慮して、前節からスタメン7人を入れ替え。ヨビッチとアレオラという今夏の移籍市場で獲得した新戦力を抜擢した。

 試合は、立ち上がりこそ両軍が相手の出方を伺う展開が続いたものの、次第にマドリーのペースになる。

 徐々に主導権を握ったホームチームは、守りでは、ミリトンとS・ラモスのCBコンビを中心にオサスナの速攻を危なげなく対応。しかし、攻撃ではチーム最多の5ゴールをマークしているベンゼマやアザール、ベイルら主力アタッカーを控えに回した影響もあり、決め手を欠く。

 それでも、地力に勝るマドリーは、36分に個人技で相手の堅牢をこじ開ける。敵バイタルエリアの左でクロースからボールを受け取ったヴィニシウスがカットインから右足一閃。この狙いすました一撃がゴール右上隅へと突き刺さった。

 今シーズン初ゴールに感極まって涙を流したヴィニシウスのゴラッソによって、先手を取ったマドリーは、1-0とリードを保って前半を終えた。

 迎えた後半も攻勢に出たマドリーは58分、バスケスのスルーパスに反応したヨビッチがゴールネットを揺らしたものの、VAR判定の末にオフサイドを取られてノーゴールの判定となった。

 セルビア代表FWの移籍後初ゴールは幻となったものの、試合を掌握し続けたマドリーは、71分にヴィニシウスを下げ、ブラジルU-22代表FWのロドリゴを投入する。

 これがトップチームの公式戦デビューとなるロドリゴは、ピッチに入った1分後に見せ場を作る。71分、カゼミーロからのロングボールを敵陣の左サイドで受け取った背番号27は、ドリブルで一気にエリア内に侵入。最後はカットインから右足を振り抜いてゴール右下隅へ決めた。

 マジョルカにレンタル移籍中の久保建英と同じ18歳で、ライバルと目される新鋭アタッカー、ロドリゴのトップチームでのファーストシュートによる得点で差を広げたマドリーは、残り時間が刻一刻と過ぎるなかで、集中して敵の攻撃を封じ込める。

 オサスナの反攻を危なげなくかわしたマドリーは、結局、2-0で勝利。多くの主力を温存させてラ・リーガ3連勝をマークしたチームは、単独首位に浮上。2位アトレティコとの週末のダービーマッチに向けて弾みをつけた

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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