首位・柏が愛媛に鮮やかな逆転勝利で4試合ぶりの白星! 江坂任の今季9点目が決勝弾!!

2019年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

首位の柏は勝点を66に伸ばす

値千金の決勝ゴールを挙げた江坂任。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグは9月22日、33節の6試合を各地で開催。三協フロンテア柏スタジアムでは柏対愛媛の一戦が行なわれ、2-1で柏が勝利を収めた。

 ここ3試合勝利がなく足踏みが続いている柏は、勝って首位独走へ弾みをつけたい。立ち上がりから積極的に攻勢に打って出た。

 開始わずか1分、相手DFの間を抜け出してパスを受けたオルンガがペナルティエリア左からフリーでシュートを放つ。だが、ここは相手GKのセーブに遭う。

 7分、競り合いでの接触でマテウス・サヴィオが腰を痛め、ジュニオール・サントスと交代。柏は早々に交代の1枠を使うことに。

 主導権を握る柏だったが、愛媛の素早いプレスに苦戦し、徐々にボールを前に運べなくなり、自陣でパスを回す時間が増えていく。すると30分、最終ラインでの横パスを近藤貴司に奪われ、シュートに持ち込まれるが、GK中村航輔の絶妙な飛び出しからのセーブで難を逃れる。

 しかし先制は愛媛。前半アディショナルタイム2分に、右サイドから長沼洋一がドリブルでカットインし、ゴール前へスルーパスを供給。これに反応した藤本佳希がDFを背負いながらも右足を振り抜く。相手GKが触れて軌道が変わったボールが、わずかにゴールラインを割って、得点が認められる。
 
 1-0と愛媛がリードして前半を折り返す。

 柏は後半に入り、59分にミスターレイソル・大谷秀和を投入し、中盤に厚みをもたせる。すると直後の60分、右CKにオルンガがヘッドで合わせると、左のゴールポストに直撃。はね返りを見逃さなかった染谷悠太が押し込み、貴重な同点ゴールを挙げる。

 勢いに乗る柏は80分、江坂が勝ち越しゴールを決め、ついに逆転に成功。江坂の今季9点目で2-1とリードを奪った柏は、このままうまくゲームをコントロールして試合を進める。

 結局、試合は2-1でタイムアップ。柏が愛媛に逆転勝利を収め、4試合ぶりの白星を掴んだ。首位の柏は勝点を66に伸ばした。一方の愛媛は、同35にとどまっている。
 
 次節は28日、柏は東京Vと、愛媛は栃木とホームで対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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