「プレーしたくない…」デンマークの俊英FWドルベア、更衣室で900万円相当の高級時計を盗まれ、出場拒否!?

2019年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

主砲として期待されて加入したが…

ニースで新生活をスタートさせたばかりのドルベアが、予期せぬ事件に見舞われた。 (C) Getty Images

 新天地で思わぬ災難に見舞われたのが、今夏の移籍市場でアヤックスを離れ、リーグ・アンのニースに活躍の場を求めたキャスパー・ドルベアだ。

 約3シーズンに渡ってアヤックスでプレーしたデンマーク代表のFWは、昨シーズンにエールディビジで11ゴールをマークして一時の停滞期から抜け出したものの、定位置確保には至らず。"南フランスの雄"に、クラブ史上最高額となる2500万ユーロ(約31億2500万円)で迎え入れられ、現地時間9月14日に行なわれたモンペリエ戦でデビューを飾ったばかりだった。

 ニースの地元紙『Nice Matin』によると、その俊英アタッカーは、先週月曜日の練習後にチーム施設内で腕時計を盗まれたという。しかもそれが、日本円で900万円相当に及ぶ高級品だったため一大事となっている。

 チームのドレッシングルームで盗まれたことから動揺を隠しきれないドルベアは、警察に被害届を出したうえで、クラブの首脳陣に対して、「犯人と時計の所在が明らかになるまでプレーしたくない」とまで言い出しているという。

 ただ、クラブは容認するつもりはないようで、『Nice Matin』は、ジャン・ピエール・リベール会長が、パトリック・ヴィエラ監督に対し、現地時間9月21日に行なわれたデジョン戦(リーグ・アン第6節)の出場を指示したと報道。実際、その試合では先発としてプレーしている。

 とはいえ、主砲候補のやる気を削ぐような"事件"は、本人にとっても、クラブにとっても災難と言わざるを得ない。時計の行方が明らかになることを願うばかりである。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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