ACL連覇の夢潰えた鹿島…大岩監督は涙で目を潤ませ「非常に悔しい試合」

2019年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

残る3冠への意欲を問われ「頑張ります」

試合直後、鹿島の選手たちは次々にピッチに倒れ込んだ。写真:滝川敏之

 指揮官も死力を尽くした選手たちの頑張りに目を潤ませた。

 鹿島アントラーズは9月18日、広州恒大とのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦をホームのカシマで戦い、1-1の引き分けで終了。2戦合計1-1となったものの、アウェーゴール数の差で広州恒大に上回られ、ACL連覇の夢を断たれた。


 前半にアンデルソン・タリスカに強烈なヘディングシュートを叩き込まれ、この時点で2点が必要になる苦しい展開。しかし、後半立ち上がりにレオ・シルバのシュートがセルジーニョに当たってゴールに吸い込まれ同点に。あと1点を奪って勝ち越せば、準決勝進出が決まる状況となったが……。

 鹿島は再三惜しい場面を作るものの決定力を欠き、最後のレオ・シルバの決定的なシュートチャンスも相手DFに阻まれ万事休す。タイムアップの笛とともに、鹿島の選手たちが次々とピッチに倒れ込んだ光景は、激闘のすさまじさを物語っていた。

 試合後、フラッシュインタビューに臨んだ大岩剛監督。目を涙で潤ませながら「非常に悔しい試合でした」と絞り出すような声で答える姿が印象的だった。

 まさに死闘と呼ぶにふさわしい激戦だっただけに、大岩監督も「選手が非常によく戦ってくれたので、悔しいです」と、選手の頑張りを称える一方で、勝負に敗れた悔しさも隠そうとはしなかった。

 アジア連覇の夢は潰えたが、国内の3つのタイトル獲得のチャンスが残されている。指揮官は、「頑張ります」と前を見据えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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