ディ・マリアらがパリSG新加入のイカルディを歓迎せず? その背景に“略奪婚”とメッシの存在という見方も

2019年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

M・ロペスとの関係性が尾を引き――

ネイマール(左)の去就騒動に揺れたパリSGだが、今度はイカルディを巡って内部で軋轢が生じているようだ。 (C) Getty Images

 今夏の去就騒動でネイマールとサポーターの関係に苦慮するパリ・サンジェルマンだけに、さらなる揉め事は望んでいないだろう。

 だが、そう簡単に事は進まないようだ。フランス紙『L'Equipe』の報道として、『Gazzetta dello Sport』紙などイタリア・メディアが伝えたところによると、今夏の移籍市場で新たに加わったマウロ・イカルディが、アンヘル・ディ・マリアやレアンドロ・パレデスといった同胞から歓迎されていないという。

 その原因は、イカルディとワンダ・ナラ現夫人の"なれそめ"にある。2人が略奪愛の末に結婚したのは有名な話だ。サンプドリア時代、イカルディは同胞の先輩マキシ・ロペスの妻だったワンダ・ナラと不倫し、最終的に結ばれた。

 この一件が尾を引き続けているのは周知のとおりだ。特にイカルディが長きにわたってアルゼンチン代表に選ばれなかったのは、この略奪婚にM・ロペスの友人であるリオネル・メッシが不快感を抱き、イカルディの招集を望まなかったからとの噂は後を絶たない。

 そして今回、『L'Equipe』は、ディ・マリアとパレデスがメッシ支持からイカルディと距離を置いていると報じた。SNS投稿の写真によく映っているのが、同胞の2選手ではなく、同じ新加入のケイラー・ナバスであることもそれを示唆しているという。

 イカルディのパリSG加入が発表された時に、M・ロペスはSNSでネイマールとの画像を投稿しており、両者の微妙な関係を表しているとの見方もある。M・ロペスとワンダ・ナラはたびたび、互いを批判するコメントを発しており、これらの状況も「イカルディVSアルゼンチン組」の見方につながっているのかもしれない。

 こうしたゴシップ騒動を吹き飛ばすには、ディ・マリアやパレデスとともにイカルディが結果を残すしかない。インテルを追われた稀代のゴールゲッターは、パリの地で周囲の喧騒を鎮めることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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