香川真司のサラゴサ、対戦相手が集団食中毒のために試合延期! スタメンも揃わない“異例”の事態に

2019年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

30人のうち20人が感染

5節のエストレマドゥーラ戦でシーズン2ゴール目を決め、香川は波に乗っていたが……。 写真:ムツ・カワモリ

 スペインで異例の事態が起きた。

 現地時間9月17日、日本代表MFの香川真司が所属するレアル・サラゴサは、翌18日に行なわれる予定となっていたラ・リーガ2部第6節のフエンラブラダ戦が、「相手チームの健康上の問題」を理由に延期となったことを発表した。

 一体何があったのか。サラゴサの地元紙『Heraldo』によれば、現地時間9月15日に敵地で行なわれたルーゴ戦の遠征先で、フエンラブラダの選手やコーチ30人うち20人が食中毒による急性胃腸炎に見舞われたと報じており、現時点でプレーできるトップチームの選手が11人を切っている状態にあるようだ。

 スペイン紙『AS』によれば、17日に行なわれた午前練習に参加できたのは、たった8選手だけで、予定していたメニューを消化することができなかったという。

 そうした危機的状況に陥り、試合どころではなくなったフエンラブラダは、17日の深夜にスペイン・サッカー連盟に「今後数時間で状況が悪化する可能性がある」ことを証明する医療報告書を提出するとともに、試合の延期を申し入れ、ほどなく受理されたのだ。

 なお、代替日について、『Heraldo』は、サラゴサが現地時間9月25日に行なうことを提案していると報道。そのうえで正式な決定は今週の金曜日に下されると伝えた。

 開幕から5試合で4勝1分けと快調なスタートを切ったサラゴサ。一気に上昇気流に乗りたいところであったが、思わぬ形でストップをかけられた格好となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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