【ACL展望】浦和×上海上港|1-1以下の引き分けで突破決定も…興梠は警鐘を鳴らす

2019年09月17日 サッカーダイジェスト編集部

「0-3で負けているくらいの気持ちでやってちょうどいい」(興梠)

故障者/浦和=なし
出場停止/浦和=マウリシオ

ACL準々決勝 第2戦
浦和レッズ - 上海上港
9月17日(火)/19:30/埼玉スタジアム2002


浦和レッズ
グループ成績:2位 勝点10 3勝1分2敗 9得点・4失点

【最新チーム事情】 
●アウェーゴール2点はあるが、守備的な姿勢は禁物
●大槻監督は「チャレンジ」を強調
●互いに1人ずつ出場停止、鈴木が3バックの中央へ
 
【担当記者の視点】
 浦和レッズは15日に上海上港(中国)とのホームゲームで、ACLの準々決勝第2戦に臨む。第1戦を2-2で引き分けたことで、勝利だけでなく1-1以下の引き分けでも突破ができる。

 そうしたわずかな優位性に警鐘を鳴らすのは興梠慎三だ。前日練習を終えると「有利っちゃ、有利なんだけど」としたうえで、「守りに入る気持ちを取り除かないといけない。0-3で負けているくらいの気持ちでやってちょうどいい」と、あくまでも攻撃的な姿勢を必要とした。以前にも「レッズは守り切ろうとして、守り切れるタイプじゃない」と話すなど、リードを守り切る戦い方には落とし穴があると考えている。

 また、指揮官も同様に「チャレンジ精神」を記者会見で話した。大槻監督は「明日の試合という勝負に集中することが重要。強い上海に挑戦していく、自分たちのやってきたことに挑戦していくという姿勢を出してアグレッシブにゲームを進めることが重要」だと、選手とスタッフの間での意思統一は図られている。

 上海上港は初戦でPK2本を成功させたFWフッキが累積警告により出場停止だが、浦和もマウリシオが出場停止になる。3バックの中央で起用されると予想される鈴木大輔は、マルコ・アルナウトビッチとのマッチアップに向けて「ボールを奪いに行けるタイミングでは行くけれども、スペースを与えないことが重要」と、守備面でのポイントを話した。

 リーグ戦で残留争いを繰り広げるなか、ACLではアジア王座が手の届くところまで来ている。今大会のここまで見せてきたような勝負強さを発揮して、不振を払拭するような勢いをつけたい。
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