香川真司、貴重な勝ち越し弾となるシーズン2点目をゲット! 難敵に苦戦したサラゴサの勝利に大貢献

2019年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

攻撃の起点となり続けた香川

敵陣で攻撃のタクトを振るい続けた香川が終盤に大きな仕事をやってのけた。写真:ムツ・カワモリ

 現地時間9月15日、ラ・リーガ2部の第5節が行なわれ、レアル・サラゴサは本拠地でエストレマドゥーラと対戦した。

 開幕から4戦連続スタメンと存在感を示しているサラゴサの香川真司は、この日も4-3-1-2のトップ下で先発起用された。

 試合は、今シーズン3勝1分けと好スタートを切ったサラゴサがキックオフ直後から主導権を握ると、開始間もない12分に均衡を破る。味方のスルーパスに抜け出したドゥワメナがシュートを冷静に決めたのだ。

 早々に均衡を破ったホームチームは、その後も攻勢に出続ける。そのなかで、香川はコンスタントに味方からのボールを引き出しては、チームの武器となっている速攻の起点となる。22分にはダイレクトのスルーパスからスアレスの決定機を演出した。

 香川を含めた自慢の"トリデンテ"を中心に怒涛の攻撃を展開したサラゴサは、追加点を挙げられなかったものの、エストレマドゥーラの反撃を危なげなくかわして、1-0とリードして前半を折り返した。

 迎えた後半は、1点を追うエストレマドゥーラが47分にノノが惜しいミドルシュートを放ってサラゴサのゴールを脅かすと、54分に同点弾をねじ込む。ロングスローのルーズボールを拾ったカバージョが強烈なダイレクトシュートを突き刺したのだ。

 48分に香川がフリーで迎えた決定機を逸するなど、追加点を奪いきれなかったことが仇となって同点とされたサラゴサは、55分に10番を背負う司令塔のハビ・ロスを投入すると、再びペースアップ。62分には香川がエリア内でチャンスを得たが、ここは相手DFのブロックに阻まれた。

 時間が進むにつれ、両軍が前掛かりになり、ゲームはオープンな展開となる。そのなかで香川は、何度も敵陣でボールを受けては、チームのチャンスに絡む存在感を示したが、いずれもゴールに結びつけることができない。

 しかし、何度もチャンスを逸し続けた香川だったが、80分に大仕事をやってのける。スアレスからのクロスボールを右足で蹴り込んでシーズン2点目をゲットしたのだ。

 香川のゴールでリードしたサラゴサは、86分にスアレスがダメ押し点を決めて、エストレマドゥーラを3-1で撃破。ラ・リーガ2部の連勝を「3」とした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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