「冠婚葬祭用は持っているけど…」クロップ監督はなぜスーツを着ないのか? 理由を明かす!

2019年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

CLでは「義務だからと言われて」着用していたが…

ジャージ姿で指揮を執るクロップ監督。タッチライン際でチームを鼓舞する姿はお馴染みだ。(C) Getty Images

 欧州のメガクラブは日々、世界におけるブランド力をいかに向上させるか頭を悩ませている。当然、現場に訴求力を求めることも少なくない。指揮官に「スタイリッシュさ」を求めるのもそのひとつだろう。

 だが、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、ベンチでスーツを着ない。好むと好まざるとにかかわらず、指揮官に"正装"を命じるクラブも多いが、クロップ監督はジャージ姿を貫いている。

 なぜ、スーツを着ないのか。英『talksport』のインタビューで、このドイツ人指揮官は「冠婚葬祭用のスーツは持っている。着なければいけないと言われた時用にね。だが、私にとって理想的ではないんだ」と明かした。
 
「着なければいけない理由がない。スーツでは着心地が良くないし、息が詰まるんだ。試合の前に自分の身なりを考えなければいけないのは嫌だしね。だから、用具係がくれるもので本当に満足しているんだ」

 さらに、クロップ監督は「初めてチャンピオンズ・リーグ(CL)を戦った時に、義務だからと言われてスーツを着たんだ」とも続けている。

「でも、別の監督がスーツを着ていないのを見て、もやめたんだよ」

「そんなおしゃべりに興味はないんだ。自分がタッチライン際でよく見えたいなんて望んでいない。よく見えなければいけないのは、チームだ。それが目標だからね」

 昨シーズンのCLを制し、ついに欧州王者の称号を手に入れたクロップ監督。自らのスタイルを崩すことなく、情熱的な指導でチームを引っ張る指揮官は今季、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが連覇中のプレミアリーグのタイトルを目指す。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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