【FC東京】アウェーで敗戦。「2位・鹿島と勝点1差」について訊かれたキャプテン東の反応は?

2019年09月14日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

東曰く「勝負を分けたのは…」

決定機を決められなかった東だが、試合内容はポジティブに捉えていた。写真:徳原隆元

 勝点4差で迎えた大一番、首位のFC東京と2位の鹿島との一戦は後者に軍配があがった。
 
 県立カシマサッカースタジアムで開始2分にいきなり先制点を献上したFC東京は後半に入るといくつか決定機を迎えたが、そこで同点に追いつけず、78分、セルジーニョに強烈なミドルを叩き込まれて万事休す。鹿島との勝点差が1に縮まった。
 
 キャプテンの東曰く「勝負を分けたのは決定力の差」。しかし、このMFは決して落胆していなかった。
 
「今日みたいに(シュートが)入らない時もある。鹿島戦の負けはしっかり認めたい。次の試合(松本戦)が重要になってくるので、前向きにやっていきたい。(鹿島戦の)内容は良かったので、これからはこういう試合を勝てるようにしたいです」
 
 そこで、訊いてみた。「それだけポジティブに捉えられるということは、鹿島との勝点1差もそこまで気にならないか?」。東の答はこうだった。
 
「1試合、1試合、やっていくしかない。鹿島がどうというより、自分たちがどうなりたいかを今季は目標にやってきている。自分たちのサッカーをしようということを心掛けてここまできているので、今日出た反省を生かして次の松本戦に向けてやっていくだけです。最後にトップにいれれば、それでいい。もちろん、今後も苦しい試合や苦しい時期というのはあると思うので、それをみんなで乗り越えていきたいです」
 
 では、ここからチームに必要なものとは? その問いに対して、東は確かな口調で次のように話した。
 
「最後の冷静さ。僕を含めて、そこが重要になってくると思います。自分たちのゴール前、相手のゴール前でもクオリティが求められますが、そこはサッカーで一番難しい部分。僕も冷静になれる選手になっていきたいです」
 
 東が言うように、鹿島戦の結果を重く受け止める必要はない。重要なのは次の松本戦(9月29日)。0-3で敗れた川崎戦後に復調したようなタフさが、改めて求められるだろう。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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