「きっと50歳でもゴールを決めるよ」モウリーニョが同胞C・ロナウドの“規格外”を熱弁!

2019年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なんら驚きはない。真のフェノーメノだ」

ポルトガルが生んだふたりのレジェンド、モウリーニョ(左)とC・ロナウド(右)。両雄がふたたび共闘する日は来るのか。(C)Getty Images

 名将が名手を絶賛だ。

 現地火曜日に行なわれたEURO2020予選、リトアニア対ポルトガルの一戦で、驚異の4ゴール奪取と大暴れしたのがクリスチアーノ・ロナウドだ。ポルトガルの5-1圧勝に貢献し、これで国際Aマッチでの通算得点数を93に伸ばした。アリ・ダエイ(元イラン代表)が持つ世界記録は「109得点」。新記録更新まであと17とし、いよいよカウントダウンが始まった。

 34歳にして、ユベントスでも代表チームでもハイパフォーマンスを連発しているスーパースター。母国ポルトガルのTVインタビューで同胞の英雄を絶賛したのが、ジョゼ・モウリーニョ氏である。レアル・マドリー監督時代の2010~13年にはともに闘い、いまでも親交が厚いという。

"スペシャル・ワン"はC・ロナウドを以下のように評している。

「クリスチアーノがどれだけゴールを決めようが、わたしにとっては驚きでもなんでもない。34歳ながら世界のトップに立ち、トップのチームでプレーし、トップのコンディションを維持している。遺伝子学的にもメンタル的にも彼は常識にはまらない、規格外の存在なのだからね。勝利や記録更新への意欲が人一倍強く、タイトルや個人賞を誰よりも欲しているからこそ、進化が止まらない。真のフェノーメノ(奇才、怪物)であり、もはや彼がなにを成し遂げても、わたしが驚くことはないよ」

 
 ベタ褒めである。さらにポルトガル人指揮官は、ジョーク交じりにこう話した。

「彼はきっと引退して50歳になっても、ゴールを決めているだろうね。FIFAがレジェンド・マッチに招待してみるといい。クリスチアーノはなんら違和感なく、こともなげにゴールを挙げてみせるさ」

 昨年末にマンチェスター・ユナイテッドの監督を退任して以降、モウリーニョ氏はずっとフリーの身。はたしてポルトガルが誇るふたりの"生ける伝説"が、ふたたび共闘することはあるのか。以前は次期代表監督との呼び声もあったが──。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事