「彼が契約しなかったのが不満かって? そんなのは…」メッシ、ネイマールの“復帰失敗”を語る

2019年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

メッシ、パリSGとの交渉が破談したネイマールの復帰を語る

バルサの絶対的エースであるメッシ(左)が、今夏に世間を賑わせたネイマール(右)の去就に関して口を開いた。 (C) Getty Images

 今夏の移籍市場において、パリ・サンジェルマンに所属するネイマールの去就の行方は、世間の大きな注目を集めた。

 しかし、最終的にネイマールは動かなかった。本人の希望と囁かれているバルセロナ復帰が実現するかと見られたが、2億ユーロ(約250億円)のキャッシュに加え、ジャン=クレア・トディボ、イバン・ラキティッチ、そしてウスマンヌ・デンベレのレンタルも噂された"ビッグディール"は結局、両クラブが妥協点を見出せず、交渉は暗礁に乗り上げたと言われている。

 そんなセレソンの至宝の動向をバルサの押しも押されもしない大エースであるリオネル・メッシは、どう見ていたのか? 米メディア『ESPN』がスペイン紙『Sport』のインタビューで語っている。

 2013年の夏から約4年間に渡ってネイマールとバルサで共にプレーし、ルイス・スアレスを含めた「MSN」という最強トリオを組んでいたメッシは、「ネイマールには戻ってきてほしいと思っていたよ」と想いを吐露した。

「正直なところ、彼の復帰のためにクラブによって可能な限りすべてのことが行なわれたかどうかは分からないが、パリ・サンジェルマンとの交渉が難しいのは事実だ」

 さらにメッシは、「ネイマールはスポーツ面においても世界最高峰の選手であり、あらゆる権利やスポンサーの面でもチームを飛躍させたと思う」と語ったうえで、一部メディアで自身が復帰をクラブ首脳陣に懇願したという報道を否定。次のように言及している。

「僕の方から彼との契約をクラブに求めたことは一度もないよ。求められた時に意見を述べただけだ。契約にサインしなかったことに不満かって? そんなのはないよ。失望はしていない。ネイマールがいなくても今のチームは全ての競争に勝てるだけの壮大さを持っているからね」

 ネイマールの復帰は実現しなかったものの、サッカー界屈指のメガクラックは、その"失敗"を問題視することはなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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