長友佑都も認める「経験したことのない」過酷な環境。ミャンマー戦勝利の鍵は“割り切ったサッカー”

2019年09月10日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「理想と現実の幅を持たせたい」

ミャンマー戦へ意気込みを語った長友。チームを勝利に導けるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 9月10日、日本代表(FIFAランキング33位)はカタール・ワールドカップ2次予選の初戦、ミャンマー戦(FIFAランキング135位)を敵地のトゥウンナ・スタジアムで迎える。キックオフは現地時間18時50分(日本時間21時20分)の予定だ。
 
 大事なワールドカップ予選の初陣で、白星スタートを切りたい森保ジャパンだが、突然のスコール、高温多湿の気候、ピッチコンディションなど、アウェーの環境に苦しめられそうだ。その点は経験豊富な長友佑都も「なかなか難しいコンディション、経験したことのないものだと思います」と認める。
 
 だからこそベテランSBはシンプルなサッカーが必要だと提唱する。
 
「芝の状態を含めてどういうサッカーをするのか。つなぐだけでなく割り切ったサッカーをするのか。早めにクロスを上げるとか、攻撃の幅を広げないと厳しいかなと思います」
 
 また理想と現実のバランスも考えなくてはいけないと続ける。
 
「特に後ろには経験のある選手がいます。若い頃は理想ばかりを追い求めて上手くいかなかった経験もしていて、それはブラジル・ワールドカップもそうですし、予選でもそういうことはあった。後ろの経験のある選手がその理想と現実の幅を持たせる。あとはどこでその幅を設計するか。僕らが中心になってやっていきたいです」
 
 そして最も重要だと考えている点に「精神面、メンタルコントロール」を挙げる。
 
 長友は定位置の左SBでの先発が濃厚。率先してチームを鼓舞する覚悟だ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)


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