「まったくのでっち上げだ!」R・マドリーはポグバ獲得の正式オファーさえ出していなかった!?

2019年09月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なぜか? 理由は簡単さ」と明かした人物は…

ファンの不人気や指揮官との確執など、マンUでのポグバを取り巻く環境は依然として良好ではないが……。(C)Getty Images

 この夏の話題をさらったメガディールは、根も葉もない噂だったのか。

 英紙『The Sun』がスクープとして報じたのが、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバに関するインサイド情報だ。今夏の移籍市場で、フランス代表MFの獲得に対してレアル・マドリーが強い関心を寄せたとされていた。1億ポンド(約130億円)を超える巨額オファーの提示が取り沙汰されるなど、移籍報道は日増しにヒートアップしたが、とある人物は「あれはまったくのでっち上げだ。マドリーはまるで興味がなかったんだ」と同紙上で明かしたのだ。長らくジョゼ・モウリーニョ監督の側近として従事した、エラディオ・パラメス氏である。

 氏は「レアル・マドリーは世間が考えているほど"レアル"ではなかったんだよ」とジョーク交じりに語り、次のように続けた。

「いずれハッキリするだろうから言っておこう。実際のところ、マドリーは財布の紐を緩めもしてないし、そもそも財布の中身自体が空っぽだったんだよ。なぜかって? 理由は簡単さ。彼(ポグバ)を獲得するということは、ドレッシングルームにトラブルを持ち込むことになるからね。マドリーは一貫して公的に獲得の意思を示さなかっただろ。ファンのパッションは駆り立てられ、新聞は売り上げを伸ばし、ラジオやテレビの視聴者もずいぶん面白がったようだが、まったくのでっち上げだったというわけさ」

 
 パラメス氏は以前、母国ポルトガルの全国紙『Record』で、マンチェスター・U時代のモウリーニョ監督が、ポグバ獲得に乗り気ではなかったことも暴露。「ジョゼが望んだ移籍ではなかったね。ポグバを欲しがったのはクラブ首脳部で、大きな商業的価値を見出していた。彼らは(移籍金の)8900万ポンド(約115億7000万円)をだいたい6か月くらいで回収したよ」と、連載コラム上で綴っていた。

 信憑性は定かでないが、火のないところに煙は立たない。ミーノ・ライオラ代理人らポグバ側がマンチェスター・Uと進めている契約延長交渉を有利に持ち込むため、移籍情報をメディアに発信したとの穿った見方もある。

 フランス紙『L’Equippe』は先日、「ユナイテッドは大幅なサラリーアップを盛り込んだ新契約を提示したようだ」と報じており、近日中に、2021年6月末までの現行契約が延長されるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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