「日本のとても速い10番が…」パラグアイの智将は森保ジャパンの攻撃に賛辞! 久保建英への印象は?

2019年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本がすべての面で我々を上回っていた」

長距離移動による疲労で苦戦を強いられた漏らしつつも、ベリッソ監督は日本代表の出来を手放しで称えた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 森保ジャパンが南米の難敵を打ち破った。

 9月5日、カシマスタジアムで行なわれたキリンチャレンジカップでパラグアイ代表を迎え撃った日本代表は、2-0で勝利。23分に大迫勇也のゴールで先手を取ると、その7分後に中島翔哉を起点としたパスから南野拓実が決めてリードを広げる。迎えた後半は得点こそなかったものの、パラグアイの反撃を危なげなく凌いでみせた。

 意気上がる日の丸戦士たちの後塵を拝したパラグアイ代表。2019年2月の就任以来、チームに組織立った守備を植え付けたのがエドゥアルド・ベリッソ監督だ。今夏にブラジルで行なわれたコパ・アメリカでチームをベスト8進出に導いたアルゼンチン人指揮官は、日本戦をこう振り返っている。

「今日はフィジカル面で日本と互角に渡り合えなかった。とくに1対1での日本のスピード、ふたりのFW、そして左サイドハーフの守備に苦戦をした。後半は秩序が乱れることなく戦えたと思うが、いずれにしても今日は、すべての面で日本が我々を上回っていた」

 過去にセルタやセビージャなどのラ・リーガで采配を振るった経験を持つ智将は、「長距離の移動が影響したのはあるが、日本は勝利にふさわしいチームだった」としたうえで、森保ジャパンのナンバー10を称えた。

「2-0という点差と内容はマッチしていたし、その点差はもっと開いていてもおかしくはなかった。とても速い10番のナカジマから縦の動きを利用した攻撃が生まれ、それに対して、我々は苦戦を余儀なくされた」

 さらに49歳の指揮官は、後半開始と同時にピッチに立った久保建英についてもインプレッションを明かした。こちらは「相手の守備を崩すようなプレーを得意とする選手だ。後半には何度も良いチャンスを創り出していたと思う」と評している。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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