J１リーグは９月１日、各地で25節の３試合を開催。IAIスタジアム日本平では、清水エスパルス対鹿島アントラーズの一戦が行なわれ、４対０で鹿島が勝利を収めた。

　試合は、８月28日のACL広州恒大戦から中３日で臨んだ鹿島が、終始手堅い試合運びで主導権を握った。立ち上がりは清水の攻勢を許したものの、これを凌ぐと15分、セルジーニョからのパスを受けた遠藤康が左足で鮮やかなループショットを決め、鹿島が先制する。

　さらに34分には、先発起用されたFW上田綺世がPKを奪取。これをセルジーニョが冷静に沈め、鹿島が前半で２点をリードする。

　迎えた後半は、清水がカウンターから幾度か決定機を迎えるものの、エースのドウグラスのシュートがポストを叩くなど得点には至らない。すると73分、鹿島は右サイドの永木亮太からのクロスにファーサイドに回り込んでいた上田が頭でねじ込み、ネットを揺らす。鹿島が３対０とリードする。

　その後は安定した試合運びで清水に付け入る隙を与えなかった鹿島。最後まで清水に得点を許さず、終了間際には上田が４点目を追加し、４対０で勝ち切った。

　鹿島は勝点を48に伸ばし、２位をキープ。首位のFC東京を依然として勝点差４ポイントで追走する。次節は、９月14日にホームでFC東京との直接対決となる。一方の清水は勝点29のままで13位となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部