ユベントスが20歳の北朝鮮代表FWをカリアリから獲得へ!2年前から注視していた有望株を手中に!

2019年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

17-18シーズンにセリエBでブレイク

北朝鮮代表では2キャップを刻んでいるハン・グァンソン。まずはトップデビューが目標となる。(C) Getty Images

 またひとりのアジア人選手が、新たな歴史をつくることになるかもしれない。

『Gazzetta dello Sport』紙や衛星放送『Sky Sport』など、複数のイタリア・メディアは8月30日、ユベントスがカリアリから北朝鮮代表FWハン・グァンソンを獲得することで合意した報じている。

 現在20歳のハンは2017年冬にカリアリのユースに加入。2016-17シーズンにセリエAデビューと初得点をマークした。ともに、北朝鮮人選手としては、欧州5大リーグで初の記録だ。

 カリアリと2022年まで契約を延長したハン・グァンソンは、2017-18シーズンにセリエBのペルージャにレンタル移籍。開幕戦でハットトリックを達成すると、4試合で5ゴールと爆発し、一気にスポットライトを浴びた。

 その活躍が認められ前半戦のみでカリアリに戻ると、半年間セリエAでプレー。昨シーズンは再びペルージャに武者修行に出たが、故障もあり、20試合に出場して4得点にとどまっている。
 
 それでも、2年前のブレイク時から関心を寄せていたユーベは、この有望株の獲得に踏み切ったようだ。報道によれば、カリアリには500万ユーロ(約6億3000万円)を支払うという。

 ただ、当然ながらイタリア王者でチャンスを得るのは至難の業だ。現地メディアは、当面はU-23チームでプレーする見込みと報じている。ただ、トップチームとも練習するようで、クリスチアーノ・ロナウドをはじめ名手たちとトレーニングを積めることは、ストライカーとしてこの上ない機会だろう。

 現在は肺炎で"戦列離脱中"のマウリツィオ・サッリ監督にアピールし、トップチームで活躍する日は訪れるのか。小さくない注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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