「圧倒的なクオリティーがすべてを…」香川真司の“底力”をサラゴサ指揮官が手放し称賛!

2019年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

金曜ナイターで3試合連続の先発出場へ

早くもサポーターの人気者となりつつある香川。本拠地でのエルチェ戦、ゴールに絡むプレーに期待がかかる。(C)Getty Images

 ラ・リーガ2部の第3節、ホームでのエルチェ戦を翌日に控え、レアル・サラゴサのビクトール・フェルナンデス監督が記者会見に臨んだ。その壇上で香川真司に対するインプレッションを問われ、あらためて「圧倒的なクオリティーを持つ選手だ」と褒め称えた。
 
 指揮官は香川のコンディションがいまだ万全でないことを認めつつ、次のように力説した。
 
「たしかにシンジの調子は完全ではない。だがそれは当然だろう。彼はボルシア・ドルトムントでサブチームに回され、移籍先を探しながらの調整を余儀なくされた。2か月近くも競争的なゲームをこなしていなかったんだ。練習と実戦でプレーすることは、決して同じではない」
 
 とはいえ、日本代表MFがトップフォームを取り戻すのは時間の問題だと太鼓判を押す。
 
「新しい国では、風習や練習時間、メソッドなどなにもかもが変わってくる。ドイツとトルコでのそれとは明らかに異なるわけで、やはり順応にはそれなりの時間がかかるだろう。だが、シンジには圧倒的なクオリティーがある。ペースの欠如やフィジカルコンディションなど、そうしたあらゆるものを補完してしまうほどのクオリティーだ。日を追うごとに、試合を重ねるごとに調子を上げていくと確信しているよ。だからきっと明日、彼はまたより良いプレーを見せてくれるはずだ。チームメイトとの相互理解もずいぶん深まってきたようだしね」

 
 フェルナンデス監督が厚い信頼を寄せる日本の至宝。金曜日のエルチェ戦で3試合連続の先発を飾るのは、どうやら間違いない。はたしてゴールに絡むプレーでチームを勝利に導き、ホームサポーターに歓喜をもたらせるか。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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