「美しい関係さ」「夕食を共にしたことはないけどね」C・ロナウド&メッシの絶妙な掛け合いに会場は大盛り上がり!

2019年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

メッシの熱い言葉にC・ロナウドが反応

久々に揃って公の場に登場したメッシ(左)とC・ロナウド(右)。終始柔和な表情を浮かべて談笑した。(C) Getty Images

 現地時間8月29日、2019-20シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージの組み合わせ抽選会が、モナコのグリマルディ・フォーラムで開催され、イベントの最後には昨シーズンの「UEFA年間最優秀選手賞」も発表された。

 栄えある賞を手にしたのは、欧州王者リバプールのオランダ代表CBフィルジル・ファン・ダイク。チームを最後尾から支えたレッズのディフェンスリーダーは、プレミアリーグ、CL、国際Aマッチとあらゆるコンペティションで安定したパフォーマンスを披露した。まさにMVPに相応しい活躍を見せたと言える。

 惜しくもスーパーDFの後塵を拝したのが、リオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドの両雄だ。ともに最終候補にノミネートされながら2シーズン連続で受賞を逃すことになった。

 そんなサッカー界の二大巨星が、セレモニーの最中に繰り広げた掛け合いが大きな話題を呼んでいる。きっかけとなったのは、受賞者発表の直前に司会者から「C・ロナウドが恋しいですか?」と問われた際にメッシが言い放った一言だった。

「もちろんさ。彼がいなくてとても寂しいよ。僕らはスペインで美しいライバル関係にあったからね」

 この言葉に、メッシの隣に座っていたC・ロナウドがすぐさま呼応。レアル・マドリー時代に切磋琢磨し合った永遠のライバルに向け、次のように切り返したのだ。

「僕らはこのトップの舞台を15年も共有し続けている。分からないけど、こんなことが今までのフットボール界であったのかな。ふたりの男が同じ時代にね。分かるだろうけど、それは簡単なことではないよ。もちろん、僕らは良い関係性を築いている。まだ、夕食を共にしたことはないけどね(笑)」

 ジョークを交えて会場の笑いを誘ったC・ロナウドは、さらにこう続けた。

「もちろん僕もスペインでのプレーは恋しい。この15年間の戦いで、彼とはお互いに磨き合ってきたからね。そうやって彼とフットボールの歴史の一部を創れたことを嬉しく思うよ」

 互いにトップ・オブ・ザ・トップの舞台で研鑽を積んできたスーパースター同士らしい、実に清々しいやり取りだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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