「長い道のりだった…」ファン・ダイクがC・ロナウドとメッシを退けてDF史上初のUEFA欧州最優秀選手賞を受賞!

2019年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

圧倒的な守備力が評価されての初受賞!

ファン・ダイクがDF史上初の栄冠に輝いた。 (C) Getty Images

 現地時間8月29日にフランスのモナコで行なわれた式典において、昨シーズンのUEFA欧州最優秀選手賞の受賞者が決定した。

 2011年に当時のUEFA会長であったミシェル・プラティニによって導入された同賞は、ヨーロッパでプレーする選手の国内リーグや欧州カップ戦、そして代表戦でのパフォーマンスに対し、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)に出場した32チームとヨーロッパリーグに出場した48チームの監督80名と、ヨーロピアン・スポーツ・メディア(ESM)が厳選した55人の記者たちの投票によって決まる。

 2018-19シーズンのファイナリストに選ばれたのは、サッカー界の2大スターであるクリスチアーノ・ロナウドとリオネル・メッシに加え、リバプールのCL制覇に大きく貢献したオランダ代表CBのフィルジル・ファン・ダイクが選ばれていた。

 そして、最終的に栄えある賞を手にしたのはファン・ダイクだった。名手が集うプレミアリーグでシーズンを通して1度もドリブル突破を許さなかった圧倒的なデュエル勝率を誇る守備力と高精度のフィードでレッズ(リバプールの愛称)を支えた28歳は、これが嬉しい初受賞となった。

 全身にあたる「UEFA年間最優秀選手賞」時代を含めても、DFでは史上初となる受賞を果たしたファン・ダイクはセレモニーのなかで、喜びをこう語った。

「何よりチームメイトに感謝する必要がある。彼らがいなければ達成なんてできなかった。ここまで来るのは本当に長い道のりだった。けど、まだ旅の途中だ。このトロフィーを手に出来たことを誇りに思うし、僕を助けてくれた全ての人の功績だと思っている」

 2013-14シーズンから長年に渡ってこのタイトルを分け合ってきたC・ロナウドとメッシだが、ルカ・モドリッチが授与した昨シーズンに続いて「欧州一の称号」を逃すことになった。

 なお、2018-19シーズンのCLにおけるポジションごとのベスト選手賞は、以下の顔触れとなっている。

【GK】
アリソン(リバプール/ブラジル代表)

【DF】
フィルジル・ファン・ダイク(リバプール/オランダ代表)

【MF】
フレンキー・デヨング(アヤックス※現バルセロナ/オランダ代表)

【FW】
リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン代表)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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