「187億円&ラキティッチ・デンベレとの交換」でネイマールのバルサ帰還が加速か? 西仏両紙が一斉に報じる

2019年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ラキティッチの譲渡とデンベレの期限付き移籍&金銭」で成立か

バルセロナ側はネイマールを借金してでも買い戻す姿勢のようだ。  (C) Getty Images

 今夏、最も注目を集めているといって過言ではない、パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールの去就に、大きな動きがあったようだ。現地時間8月28日、スペイン、そしてフランスのメディアが一斉に「ネイマールのバルセロナ移籍が前進か」と報じた。

 バルセロナへの"帰還"を希望するネイマールに対し、その古巣も買戻しにやぶさかではない。ただ、高額な移籍金を捻出するのは難しく、トレードをオペレーションに組み込んでの契約成立を目指していたが、パリSGを納得される条件は出せていなかった。

 交渉が難航するなか、スペイン紙『MARCA』は26日付けで「バルサは最終オファーとして、1年後に1億7000万ユーロ(約212億5000万円)を支払う買取オプション付きのレンタルを申し入れる」と報じた。だが、どうやら交渉の内容は異なったようだ。

 28日付けのスペイン紙『SPORT』によれば、ネイマールを手放す代わりに、バルサから「イヴァン・ラキティッチとウスマンヌ・デンベレ&金銭」を得るという条件にトーマス・トゥヘル監督がOKを出し、事態は急速に動き始めているという。

 フランス紙『Le Parisien』は、具体的な交渉内容を、このように伝えている。

「バルセロナは、市場で合計2億ユーロを下らない価値があるラキティッチとデンベレのレンタルに加えて、移籍金として最大で1億5000万ユーロ(約187億5000万円)を支払う準備がある。バルサはこの取引を完了するために、銀行から借金をするに至った」

 さらに、「ラキティッチはパリSGへ行くことを承認した。デンベレは完全移籍ではなく、期限付き移籍であることを受け入れる準備が整った」とされる。

 スペインとフランスの移籍マーケットがクローズする9月2日まで残り5日。はたしてこの条件で、ネイマールの2年ぶりのバルサ復帰は実現するのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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