セリエA開幕節で冨安健洋が先発デビュー! ボローニャは数的有利を活かせず、悔しいドロー

2019年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

冨安は好守にわたって存在感を発揮

83分にはゴール前で初シュートも披露。得点のチャンスにも絡んだが、フィニッシュが実らなかった。 (C) Getty Images

 現地時間8月25日、イタリア・セリエAの2019-20シーズンの開幕節が行なわれ、"昇格組"ヴェローナとのアウェー戦に挑んだボローニャは、1-1で引き分けた。今夏に加入した冨安健洋は、4-2-3-1の右SBで先発。同リーグ戦デビューを飾った。

 試合は開始早々、ヴェローナの陣内に攻め込んだリカルド・オルソリーニがペナルティ・エリア内で倒されてPKを獲得。しかも、このファウルが一発退場と判断され、ボローニャはひとり多い状態で試合を進めることになるが、ヴェローナは活発なチャレンジで数的不利を感じさせない。

 PKをニコラ・サンソーネがきっちり決めて1点をリードしたボローニャ。冨安は守備だけではなく、ビルドアップの起点としても前線へ良いパスを通すなど、落ち着いたプレーを披露した。34分には右サイドから縦パスを通され、あわやという場面では体を入れたディフェンスでチャンスを潰して失点を防ぐなど存在感を発揮していた。

 しかし36分、エリア前でFKを与えてしまい、これを豪快に決められる。試合を振り出しに戻されたボローニャは、主導権を奪い切れずに前半を終えた。

 さらに、後半になって勢いを増したのは、ひとり少ないヴェローナだった。驚くべき集中力で守備を固めただけでなく、前がかりになったボローニャの裏を突くカウンターを展開し、ホームスタジアムを沸かせた。

 そんななか、冨安はビルドアップだけでなく、積極的に右サイドを駆け上がり、敵ゴールに迫る。83分にはゴール前に走り込んだのちミドルシュートを放つが、冨安の初シュートはDFに跳ね返されてしまった。

 その後も好守が目まぐるしく切り替わりながらも、お互いにフィニッシュを決め切ることができず、1-1のまま終了。冨安はフル出場した。

 数的有利を活かせず、開幕節をアウェーで引き分けたボローニャは、次節はスパルとホームで対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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