川崎、またも勝てず5戦勝利なし… 清水との熾烈なシーソーゲームは2-2ドロー決着

2019年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

熾烈なシーソーゲームを展開

15分にレアンドロ・ダミアンが先制ゴール。今季7点目を奪った。(C) SOCCER DIGEST

 J1リーグは8月24日、各地で24節の6試合を開催。等々力陸上競技場では、川崎フロンターレ対清水エスパルスの一戦が行なわれ、2対2の引き分けに終わった。

 試合はキープ力に長けた川崎がボールを支配。多彩なパスワークから清水ゴールに迫っていく。そして15分、川崎は齋藤学からのクロスに飛び込んだレアンドロ・ダミアンがニアサイドで合わせ、ゴールネットを揺らす。ホームの川崎が先制する。

 その後も川崎が主導権を握り、試合を進めるが、清水は30分にワンチャンスを活かす。前線でドウグラスが倒されFKを得ると、キッカーを務めるのは倒されたドウグラス。左足を鋭く振り抜くと、シュートはGKチョン・ソンリョンに弾かれるものの、右ポストの内側にあたってゴールに吸い込まれた。清水が同点に追いつく。

 前半を1-1で折り返した試合は後半、やはり川崎がボールを保持するものの、やはり清水がカウンターからの数少ない好機を活かす。65分、ヘナト・アウグストがインタセプトから素早く攻守を切り替え、ドウグラスとのパス交換から川崎の最終ラインの背後へ抜け出す。GKとの1対1を迎えたヘナト・アウグストは浮き球のシュートを放ち、右ポストに当たるものの、戻ってきたDFに当たる幸運も手伝いゴールに吸い込まれた。清水が勝ち越しに成功する。

 しかし川崎はここから猛反撃を開始。馬渡和彰、小林悠と投入すると、攻勢を強める。そして79分、中村憲剛の縦パスに反応した馬渡和彰が小林へラストパス。これを小林が右足ダイレクトで流し込み、再び試合を振り出しに戻した。

 その後も川崎が圧倒的に清水を押し込んだが、勝ち越しゴールは生まれず。試合は2対2のドロー決着。川崎は5試合白星なしとなってしまった。今節は、FC東京が引き分けに終わり、首位との勝点差を詰める絶好の機会でもあったが、それを逃してしまった。川崎は勝点41としている。FC東京は同49。一方の清水は同29とした。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事