C・ロナウド、母国メディアで本音と引退時期を告白! 「名誉を議論にかけられたらキツい」「来年するかも…」

2019年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

“安住の地”を離れ、なぜ、ユーベに移籍したのか?

ユーベでも確かな功績を残しているC・ロナウドが母国メディアに本音を漏らした。 (C) Getty Images

 ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドが、母国ポルトガル『TVI』のロングインタビューに応じ、トリノの自宅の一部を公開した。

 同インタビューの中で、C・ロナウドは、「2018年は個人的に人生でもっとも難しい一年だった」と振り返っている。スペイン時代の脱税問題や、そして性的暴行疑惑が騒がれたからだ。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が、そのコメントを伝えている。

「名誉を議論にかけられたらキツいよ。でも、神様のおかげで、また自分が潔白だったことは示された。家族や僕が好きな人は知っていたことだけど、それでもキツかったね」

 昨夏にC・ロナウドはレアル・マドリーからユーベに移籍して世界を驚かせたが、なぜ9年もの蜜月の時を過ごし、もはや安住の土地とも言えたマドリードを離れ、イタリア絶対王者の一員となったのか。それについては、こう明かしてみせた。

「良い生活をするのにサッカーをする必要はない。お金の面で僕はゆとりがある。必要なのは魅力的なプロジェクトだ。そして、ユーベのプロジェクトは魅力的なんだよ。ずっと好きなチームだったし、イタリア最高のチームで、世界でも有数のクラブだ。そして、イングランドとスペインに続き、イタリアでも勝つことができた」

 ただ、ユーベがC・ロナウドを獲得したのは、何よりもチャンピオンズ・リーグ(CL)優勝という大きな目標のためだ。本人もそれを望んでいる。ただ、マドリーで4度の欧州制覇を成し遂げたビッグスターは、次のように助言した。

「だれだってCLに勝ちたいものだ。僕たちだって同じだよ。でも、それが苦悩になってはいけない。一歩ずつ進めなければいけないんだ。お金で偉大なチームができるわけでもない。バルセロナやバイエルン、パリ・サンジェルマンがどれほどCLで勝てていないか、見てごらんよ」

 来年2月5日に35歳となるC・ロナウドは、引退時期にも言及している。

 2002年のプロデビュー以来、"スター街道"を駆け上がってきたC・ロナウドは、「来年引退するかもしれないし、40、41歳まで続けるかもしれない。今を楽しむ必要がある」とも述べている。ただ、確かなのは、彼を突き動かすものが、サッカーへの情熱ということだ。

「僕とリオネル・メッシがバロンドールを5回ずつ受賞したのは偶然じゃない。そして僕は、まだ勝ちたいと思っている。チームとしても、個の面でもね。そうじゃなきゃ、もう引退しているさ。自分には何も不足していないから、やめるのは簡単さ。でも、サッカーへの情熱と勝利への意欲が僕を動かすのさ」

 長年にわたり、メッシとともにサッカー界を牽引してきたC・ロナウド。その発言を聞く限り、まだまだファンを楽しませてくれそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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