「全てのスポットライトが当てられた」「質が高い」香川真司の堂々たるデビューに地元メディアも絶賛!

2019年08月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

サポーターたちからも歓迎された香川

ぶっつけ本番でのデビュー戦で上々のプレーを披露した香川に対する地元メディアの評価は上々だ。 (C) Rafa HUERTA

 堂々たるスペイン・デビューだった。

 現地時間8月17日、2019-20シーズンのラ・リーガ2部の開幕戦が行なわれ、本拠地でテネリフェを迎え撃ったレアル・サラゴサが2-0で完勝を収めた。

 この試合で大きな注目を集めていたのが、今月9日にサラゴサへ加入した日本代表MF香川真司だ。

 加入したばかりでプレシーズンマッチでの出場はなく、コンディションが不安視された香川だったが、4-2-3-1のトップ下で先発起用されると、その抜擢に応えてみせる。開始2分に鋭いスルーパスで味方の決定機をお膳立てすれば、71分には軽やかなドリブルから相手の意表を突くループシュート。さらにきっちりとプレスバックして献身的な守備でも貢献し、80分に交代するまで攻守に渡って存在感を示した。

 ベンチへ下がる際には、本拠地ラ・ロマレーダに集まったサポーターたちから万雷の拍手を送られたサムライ戦士の活躍ぶりに、地元メディアも好印象を受けたようだ。

 スペイン・メディア『El Desmarque』のサラゴサ版は、「間違いなく試合の一大ニュースはシンジ・カガワのデビューだった。背番号23をつけた日本人に全てのスポットライトが当てられた」と綴り、さらに次のように続けた。

「彼の名前がコールされた瞬間からファンは大きな歓声を送り、温かく迎えた。そして日本人もその歓迎にプレーで感謝を示した。カガワは質が高く、優れたボールタッチと洞察力、そして決定的なパスを見せ、非常に活発に動いた」

 地元メディアやファンから賛辞を受けた香川。そのデビュー戦の評価は上々と言えるだろう。ますます期待感が高まるなかで、この先はゴールやアシストという目に見える結果も求められるが、スペインでの初弾はいつ飛び出すのか。背番号23のプレーから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事