ネイマール、バルサ移籍へ年俸19億円カットを受け入れか? 重鎮3人が復帰を望むも交渉は「進展せず」

2019年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサとマドリーの争奪戦の様相を呈しているネイマール。スペイン復帰は実現するのか?(C)Getty Images

 バルセロナは先日、フランスでパリ・サンジェルマンのレオナルドSDとネイマール復帰について交渉した。進展はなかったようだが、選手のバルサ復帰への想いは強まっているのかもしれない。

 スペイン・サッカーに精通するギジェム・バラゲ記者が英公共放送『BBC』で明かしたところによると、ネイマールはバルセロナに戻るために大幅な減俸を受け入れる用意があるという。

 バラゲ記者は「ネイマールは喜んで年俸を3800万ユーロ(約47億5000万円)から2300万ユーロ(約28億8000万円)に減らす」と述べた。1500万ユーロ(約18億8000万円)の減俸を覚悟しているということだ。

「バルセロナにとっては興味深い状況だ。彼らは、ネイマールを戻すために本当にハードワークしなければいけないと感じている」

 さらに、バラゲ記者は「リオネル・メッシ、ジェラール・ピケ、ルイス・スアレスは、ネイマールの復帰を望んでいる」とコメント。加えて、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長にも"メリット"があるとした。

「会長の任期はあと2年。彼は大きな財産を残していきたいと望んでいる」

 ただ、ネイマール獲得が容易でない取引なのは周知のとおり。バルサは金銭にフィリッペ・コウチーニョらを加えた条件を提示したと言われているが、パリSGを納得させられていないようだ。
 
『ESPN』によると、パリSGのレオナルドSDは『RMC Sport』で「ご存知のとおり交渉しているが、まったく進展はない」と述べた。

 レオナルドSDは、クラブがネイマールを外したとの報道や、近年苦しんだ中足骨の骨折が完全に治癒していないとの報道を否定したうえで、「ネイマールはパリ・サンジェルマンの選手だ」と話している。

「彼の契約はあと3年残っている。それを忘れてはいけない。(負傷中の)ネイマールが再びプレーできるようになる前に、すべてを分析して解決する必要がある」

 その解決とは、どのような結末なのか。クローズまであと2週間あまりとなったマーケットでの進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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