【天皇杯3回戦】大分が悪夢のオウンゴールで延長突入も、最後は意地の一発で鹿屋体育大を2-1と振り切る!

2019年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

2回戦ではJ1名古屋を下してきた鹿屋体育大。大分を追い詰めるも最後は文字通り力尽きて…

無人のゴールへ30メートル超のバックパスをしてしまった、刀根亮輔。写真:徳原隆元

 第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会は8月14日、各地で3回戦の16試合が行なわれた。昭和電工ドーム大分で行なわれた鹿屋体育大対大分トリニータの試合は、延長戦の末に2-1で大分トリニータが勝利を収めた。
 
 2回戦ではJ1の名古屋を3-0と破って勝ち上がってきた鹿屋体育大は、大分にボールを握られるものの、随所に鋭い攻撃を見せ、拮抗した展開に持ち込むと、前半は0-0の同点で終えた。

 後半は台風10号が迫っている九州・大分での試合だったこともあり、ピッチサイドに水たまりができていたり、激しい雨でテレビ画面が白くなる場面もあるほどの厳しい条件だった。そんな試合は、後半アディショナルタイムに動いた。
 
 攻め続けた大分が、アディショナルタイム突入時にDF星雄次がクロスボールを豪快に頭でねじ込み先制する。だが、このまま試合が終わるかと思われた93分のプレーで事件が起こった。

 DFの刀根亮輔が、30メートル以上の長いバックパスを出すと無人のゴールへそのまま吸い込まれ、1-1の同点となり延長戦へ突入となった。

 延長に入ってからも、大分がポゼッションを続けるものの、鋭い攻撃で度々相手ゴールへ迫る鹿屋体育大は、延長前半も互角に戦っていた。

 しかし、体力も限界にきていた延長後半の120分に大分が意地のゴールを決める。大分のMF伊藤涼太郎がこぼれ球をダイレクトで振り抜き、豪快にネットを揺らす。結局、これが決勝点となり、最後は大分が勝ち切った。粘り強く食い下がった鹿屋体育大にとっては悔しい敗戦となってしまった。
 
 ラウンド16の対戦カードは、16日に行なわれる組み合わせ抽選会で決定される。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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