「ハーツは交渉のテーブルに着いた」マンC移籍の食野亮太郎、レンタル先はスコットランドか? 現地紙が報じる

2019年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

先週末にスタジアムで観戦か

メッシとかけて「メッシノ」というニックネームで愛されていた食野。初挑戦の海外でその事実を発揮できるか。 写真:滝川敏之

 8月9日、J1ガンバ大阪から、プレミアリーグのマンチェスター・シティへの完全移籍が発表された食野亮太郎は、今年1月に同じくシティに期限付き移籍をした板倉滉と同様、イングランドでプレーするための、就労ビザを取得する条件を満たしていない。

 板倉は現在、堂安律が所属するオランダ1部のフローニンヘンに2020年夏までの期限付きで貸し出されており、食野もレンタルに出されるのは確実だ。

 そんななか、候補として浮上したのが、スコットランド・プレミアリーグのハーツだ。英紙『The Sun』のスコットランド版や、『edinburghlive』が「食野は先週の土曜、ハーツ対ロス・カウンティ(第2節)の試合をスタジアムで観戦していた」と報じている。

「彼はハーツとロス・カウンティがスコアレスドローに終わった試合を観戦していた。ただ、チームの状態は思わしくなく、試合後、ハーツのサポーターはピッチへとブーイングを送っていたほどだ。

 フロントは食野のレンタルに前向きに取り組み、交渉のテーブルに着いているようだ。もしシティが彼を貸し出すことに同意すれば、ハーツでプレーする初の日本人選手となる」(『The Sun』)

 また、現地紙『edinburghlive』はこのように伝えている。

「ハーツは今夏、すでに6人の新戦力を獲得したが、これ以上の補強もやむを得ない状況だ。どうやらシティは当初、食野を英国外のクラブに貸し出すことを考えていたが、週末に一行がエジンバラを訪れたところを見るに、そのプランには変更が生じたとみられる。食野の貸し出しについて、最初の話し合いは行なわれたことは確かだ。だが、取引に発展したかどうかはまだ不明」

 食野はG大阪の下部組織出身で、2017年にトップチームに昇格、翌年にJリーグデビュー。今季は12試合に出場し、3ゴールを記録している。得点力不足に喘ぐハーツにとっては願ってもない戦力と評価されているようだ。

 東京五輪世代である21歳の新天地は、スコットランドとなるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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