「僕は7年で20日も休んでないけど…」リバプールの快速FWマネが過密日程による疲労危惧に持論!

2019年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ほぼ休みなく戦い続ける韋駄天

クロップ監督からの信頼が厚いマネは、UEFAスーパーカップでの出場も濃厚だ。 (C)REUTERS/AFLO

 現代サッカー界、とりわけイングランドでは、過密日程による選手の疲労が不安視されている。

 今夏にはリバプールのユルゲン・クロップが「1年のうち、フットボールがない1週間というのを誰もイメージできないようだ。いつからそうなったんだ?」と声を上げれば、さらにマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラも「全くもってクレイジーなスケジュールだ。選手たちを殺す気か!」と同調した。

 そうした過密日程の煽りを顕著に受けているプレーヤーの一人として挙げられるのが、リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネだ。

 昨シーズンに公式戦50試合を出場した快速FWは、6月末から7月20日まで行なわれたアフリカ・ネーションズカップで決勝戦までの全7試合中6試合に出場(全試合フル出場)し、今月9日にノーリッジと戦ったプレミアリーグ開幕戦にも74分からピッチに立った。

 勤続疲労を不安視する指揮官からプレミアリーグ開幕戦までの約2週間弱のオフを与えられたものの、その間もスポンサーのイベントに参加するなど、マネは、ほぼ休みなく働き通している。

 そんな27歳のセネガル代表FWは、働き詰めの生活をどう捉えているのか。現地時間8月14日に開催されるチェルシーとのUEFAスーパーカップを前にした記者会見で、「準備はできているのか?」と訊かれたマネは次のように語った。

「答えはイエスだよ。準備は万端だ。疲れているとしたら頭の中かな(笑)」

 ジョークを交じりに意気込んだレッズの10番は、こうも続けた。

「僕は長いことプロサッカー選手としてプレーしてきた。たしかにずっとプレーし続けているし、7年間で休んだのは20日もないだろうね。けど、それに慣れているんだ。時間は無限にあるわけじゃないからね。やってみよう!」

 疲れ知らずの韋駄天は、今シーズンもフル稼働し続けるのか。そのパフォーマンスから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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