STVV遠藤航の新天地がシュツットガルトに決定! ドイツ2部の古豪が守備の万能性を高く評価

2019年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

期限付き移籍。1年での1部返り咲きを狙う。

STVVでは攻守両面で奮闘を続けた遠藤。今季は活躍の場をドイツ2部に移すこととなった。シュツットガルトには過去、細貝萌、岡崎慎司、酒井高徳、浅野拓磨が在籍したことがある。(C) STVV

 ベルギー1部リーグのシント=トロイデン(STVV)は、所属する日本代表MF遠藤航がドイツ2部のシュツットガルトに期限付き移籍すると発表した。期間は、シュツットガルト側の発表によればレンタル期間は2020年6月末までの1年間になるようだ。

 遠藤は昨夏に浦和レッズからSTVVに加入し、プレーオフ2を含む公式戦28試合に出場、2ゴール・2アシストという記録を残した。今季はリーグ開幕戦に先発出場したのち、第2節、第3節では後半から途中出場を果たしている。

 移籍に関しては7月下旬からドイツ紙などで取り沙汰され、水面下では交渉が続けられていたようだ。

 シュツットガルトは昨季、2部に降格。1部への返り咲きを狙う今季は、開幕2試合を1勝1分けという上々の滑り出しを見せている。しかしながら、デュッセルドルフからレンタル復帰したマルシン・カミンスキが靭帯損傷のため戦線離脱。急きょ守備面での補強が必要な状況に陥っていた。ボランチを中心に、DFも幅広くこなせる遠藤に白羽の矢が立ったのだ。

 シュツットガルト側のスポーツディレクターであるスヴェン・ミスリンタット氏は「この移籍を叶えるために長い時間を費やしてきた。我々は長い間、ワタルの進化を見守り続けてきた。彼のような選手はどんなクラブでも欲しがる、非常に価値のある選手だと思っている」とコメントし、歓迎の意を表した。

 また、遠藤はSTVVの広報を通じて下記のコメントを発表している。

「このチームには本当に感謝しています。中盤の選手として成長させてもらえたのはSTVVのおかげだと思っていますし、1年しかプレーできなかったですが、内容の濃い1年になったと思います。また、新たな地で活躍する姿を見せれるように頑張りたいと思いますので、STVVも今年こそはPO1を目ざして、頑張ってほしいと思っています」

 昨季のSTVVの快進撃を支えた冨安健洋、鎌田大地に続いて新天地を求めることになった遠藤。ドイツでの新たなる挑戦に闘志を燃やしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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