「相手GKを驚かせたキック」「正確で見事なFKだ!」中村敬斗の2試合連続ゴールをオランダ・メディアが大絶賛

2019年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「奇妙だった」と言われた試合で魅せた!

PSVとの開幕戦に続く2試合連続弾を決めた中村に地元メディアから賛辞が集まっている。 (C) Getty Images

 日本の若武者がまたも鮮烈な輝きを放った。

 現地時間8月10日、エールディビジの第2節が行なわれ、トゥベンテは敵地でフローニンヘンと対戦した。

 フローニンヘンに所属する堂安律と板倉滉とトゥベンテの中村敬斗による日本人対決が注目を集めた一戦で、出色のパフォーマンスを披露したのが中村だった。

 1週間前の強豪PSVとの開幕節でいきなりゴールを決め、鮮烈なデビューを飾った19歳の俊英FWは、その時と同じく左ウイングで先発出場。そしてフローニンヘンに二人の退場者が出て、トゥベンテが一方的に押し込む展開となった55分に見せ場が訪れる。

 左サイドから果敢に仕掛けた中村は守備に追われていた堂安に倒されて敵のペナルティーエリア手前でFKを獲得すると、これを自らゴール左下隅へ蹴り込んで、2試合連続弾となる先制点をゲットしたのだ。
 結局、試合は3-1で終了し、トゥベンテが昇格後初勝利を挙げた。76分にお役御免でベンチに下がった中村には、地元メディアから賛辞が集まっている。

 地元紙『Tubantia』は、二人の退場者を出したうえ、VARの末に3つのPK判定が下った試合について、「奇妙な試合だった」と綴ったうえで、中村のゴールシーンについては、「それまでナカムラは控えめにプレーしていたが、巧みなFKでトゥベンテに今シーズン初勝利を呼び込む得点を決めた」と称えた。

 また、大手スポーツ放送局『Fox Sports』のオランダ版も、大荒れとなった試合について、「多くのサプライズがあった」と皮肉ったうえで、トゥベンテに先制点をもたらした中村のプレーについては、「日本人FWの2試合連続ゴールは、正確で見事なFKだった」と称賛。さらにオランダ紙『Dagbalad Noorden』も「かつてフローニンヘンが獲得を切望していたナカムラが、GKセルジオ・パットを驚かせるFKを決めた」と綴った。

 2試合連続ゴールとオランダで順風満帆なスタートを切った中村。そのパフォーマンスから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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